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レディスインナーウェア市場/2012年は0.1%減の6715億円

2013年10月03日 / 商品経営

矢野経済研究所は10月1日、インナーウェア・レッグウェアに関する調査結果2013を発表した。

調査によると、2012年のレディスインナーウェア市場規模(小売金額ベース)は、前年比0.1%減の6,715億円だった。

2012年は、爆発的なヒットはなかったものの、極端に落ち込んだアイテムも見られなかったことから微減となった。ここ1~2年、市場をけん引してきた肌着は、買換え需要が中心となったが激減することはなかった。

2012年のレッグウェア市場規模(小売金額ベース)は、0.2%減の6,190億円だった。2012年はプレーンストッキング(パンティストッキング)やタトゥストッキング(タトゥを入れているように見える柄ストッキング)などが注目されたが、それ以外に市場を大きく牽引するヒット商品がみられず、市場規模は微減となった。

レッグウェアは機能商品としての一面をもつ一方で、ファッションをコーディネイトするのに欠かせないアイテムとしても定着してきた。以前は外出時のマナーとして履かれていたプレーンストッキングも、若い世代を中心に、美脚やファッションのために着用されるようになっている。

人気を一過性のものとしないために、素材や透明感、着圧など、各社とも商品開発に工夫を凝らしている。プロモーションも、若い女性を念頭に入れて引き続き強化している。訴求方法も、機能を前面に出すのではなく、その結果どう見えるか、どういったファッションに合うかということに重点が置かれるようになっているという。

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