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セブン&アイ/2015年2月期予想、売上高6兆円、設備投資3950億円

2014年04月03日 / 決算経営

セブン&アイホールディングスは4月3日、2015年2月期の業績予想を売上高6兆1300億円(前年同期比8.8%増)、営業利益3560億円(4.8%増)、経常利益3540億円(4.4%増)、当期利益1840億円(4.7%増)と公表した。

セブン-イレブンを中心とした店舗網の拡充、付加価値の高い商品の開発と接客力の向上に努め、個店毎の商圏特性に合わせた品揃えや店作りに取り組む考え。

セブンプレミアムの売上高8000億円(前期に比べ1300億円増)を含め、グループ各社のオリジナル商品売上高合計は2兆6620億円(2620億円増)で計画している。

オムニチャネル時代に対応した新しい小売業の創造を目指し、リアル店舗とネットの融合を推進するし、資本業務提携を締結した各社の強みをグループに取り入れ、企業価値の向上を目指す。

セブン-イレブン・ジャパンは、既存エリアへの出店強化に加え、新規エリアへの展開として3月に愛媛県への出店を開始し、過去最高となる1600店舗を出店する。

イトーヨーカ堂が、プライベートブランド商品の開発と接客販売の強化により販売力を高めるとともに、売場効率を意識した店舗構造改革に注力し、ヨークベニマルは、既存店舗の活性化とドミナント出店に取り組む。

そごう・西武は、自主企画商品と自主編集売場の取り組みを引き続き強化し、質の高い接客と専門資格者によるトータルアドバイス機能の拡充を図る。

セグメント別の業績予想では、コンビニエンスストア事業が売上高2兆7700億円(前年同期比9.5%増)、営業利益2700億円(4.8%増)、スーパーストア事業は売上高2兆500億円(2.0%増)、営業利益328億円(10.6%増)、百貨店事業は売上高8860億円(1.7%増)、営業利益82億円(24.4%増)を見込んでいる。

フードサービス事業は、売上高815億円(3.7%増)、営業利益13億円(115.2%増)と大幅な増益を想定している。

ニッセンホールディングスの子会社化により通信販売事業を新設し、売上高を1968億円、営業損失47億円を見込んでいる。

金融関連事業は、売上高1770億円(11.4%増)、営業利益475億円(5.8%増)。

なお、グループ全体の設備投資は3950億円(17.3%増)を計画している。

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