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日本マクドナルド/価格、メニュー、店舗で戦略変更

2014年10月07日 / 商品店舗経営

日本マクドナルドは10月7日、上海福喜問題による業績不振の改善策として、今後の重点施策を発表した。価格、メニュー、店舗で新戦略を導入する。

「マクドナルドは高くなった。価格が良くわからない」「メニューが以前に比べ魅力的じゃない」「店が老朽化して地代遅れになってきた」といった声に対応する。

価格政策では、10月8日から「昼マック」を導入。平日のランチタイムに、人気メニューの10種類のバリューセットを350円、450円、550円の3つの価格帯で提供する。

全体的な価格体系の見直しに着手し、お客にとって価値ある価格体系は何かを精査し、一貫性のある価格体系、わかりやすい価格の表示を通じて、お客にとっての価値をさらに高める。

ロイヤルカスタマーが、より価値を感じるように、クーポン戦略を抜本的に見直し、同時にレギュラー価格との一貫性が実現できるように目指す。

メニュー改革では、10月下旬から、新たなレギュラーメニュー「とんかつマックバーガー」を販売する。サプライヤーとの協力を強化し、新しいアイディアを取り込む。

子ども向けに、よりバランスの取れたメニューの選択肢の拡充に着手する。

店舗投資戦略を根本的に見直し、今後4年間で、既存店の改装・改築による老朽化店舗の刷新を実現する。現在、全店のうち約25%が近代的な店舗だが、これを2018年までに85%~90%まで引き上げる計画だ。

これまで画一的だった店舗開発のフォーマット展開を見直し、各地域のマーケットの特性にあわせた最適なフォーマットで展開することで、真のニーズにあった店舗づくりを目指す。

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