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ヤマトヤシキ/事業再生ADR手続を申請

2014年12月09日 / 経営

姫路市の百貨店「ヤマトヤシキ」は12月4日、産業活力の再生及び産業活動の革新に関する特別措置法所定の特定認証紛争解決手続(事業再生ADR手続)を申請したと発表した。

事業再生ADR手続は、取引先金融機関を対象として進められる手続きで、現在、取引している一般の取引先、お客に影響を及ぼすものではない。

これまで、バブル崩壊後のデフレ経済と百貨店業界全体としての市場規模縮小を映じた売上減少を受け、グループ子会社の再編や人員削減等のリストラによる自助努力を行ってきた。

しかし、これらコスト削減努力を上回る売上減少には歯止めがかからず、今般、外部スポンサー候補、マイルストーンターンアラウンドマネジメント(MTM)のサポートと取引先金融機関の協力を得て、抜本的な事業と財務の再構築を通じた事業継続を目指すこととなった。

今後は、従来どおりの事業活動を継続しながら、事業再生ADR手続のなかで、公正中立の立場から事業再生実務家協会より調査・指導・助言を得ながら、全取引先金融機関と事業再生計画書案の協議を行う。

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