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ローソン/業務系システムのクラウドへの全面移行実現へ

2015年06月02日 / IT・システム経営

日立ソリューションズは6月1日、ローソンの業務系システムのクラウドへの全面移行において、アマゾン ウェブ サービス(AWS)上の最適な基盤設計のコンサルテーションを行い、標準化したと発表した。

同社が提供する「Amazon Web Servicesのための運用支援サービス」を適用し、既存システムとAWSとのハイブリッドな基盤運用を実現し、トレンドマイクロの総合サーバセキュリティ対策製品Deep Securityを適用してセキュリティを確保し、AWS上でシステムを稼働した。

ローソンの情報システム部門は、社内の運用体制を変えることなく、既存の運用基盤とAWS上のシステム基盤の両方を運用することを実現し、新サービスの立ち上げに際しても、基盤設計の標準化によって準備期間を大幅に短縮できるようになった。

ローソンは、SCM(供給連鎖管理)とCRM(顧客関係管理)を融合した次世代システムをクラウド上に構築し、本部システムから店舗系システムまで順次、移行を進めていた。

日立ソリューションズは、ローソンの今後のクラウド基盤の設計に際して、AWSのメリットを活かしながら既存システムとのシームレスな連携のとれたシステム構築を実現できるように標準化を進め、部品の組み合わせなどをルール化することで、システム基盤の短期間での立ち上げを可能にした。

また、日立ソリューションズの「Amazon Web Servicesのための運用支援サービス」を適用することで、AWS上のシステム構成やネットワーク構成を意識せず、既存の運用基盤からシームレスにAWS上のジョブ実行や監視を行う連携機能を提供した。

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