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千趣会/社内ポータルを刷新、全社員のデータ活用を支援

2015年12月18日 / IT・システム経営

日本ティブコソフトウェアは12月18日、千趣会が、ティブコのアナリティクス・プラットフォーム「TIBCO Spotfire」を導入し、社員への「見せる化」を推進する独自に工夫を凝らした社内分析ポータルを構築したと発表した。

千趣会が開設した「数字で見るベルメゾン」と称された社内分析ポータルは、これまでにはない大きな工夫が施した。

一般的には、BIソフトが提供するダッシュボード画面や、自ら積極的に分析作業を行おうとする社員向けに詳細ツールが用意されたりしますが、利用者の普及を拡大していくためにはこうした仕組みだけでは限界があると判断した。

日々のデータから浮かび上がる変化に対して、高いITスキルを持たない社員までもが気付きを得ることができ、データの持つ力を実感することのできる画面構成を構築した。従来の「見える化」というスタンスから、一歩進んで「見せる化」を目指した。

千趣会の社内分析ポータル「数字で見るベルメゾン」には、「全社売上」、「部門別売上」、「ネット売上比」、「会員数」の4つのページが用意され、それぞれ分かりやすいグラフィックにより数字とグラフを表示。各数値は、日々上がってくる新規データが自動的に反映され、人を介さずに更新する。

具体的な数字や、別の切り口でデータの詳細を見たいという社員向けには、各ページ内に「詳細を見る」というボタンを設け、TIBCO Spotfireのさまざまな分析機能を利用できるページにリンクする。

千趣会では従来、各部門で数字を掌握している担当者がデータを抽出する必要があるなど、データ収集に非常に大きな業務工数がかかっていた。

新システムにより、データ収集の大きな負荷はほぼ無くなり、社内分析ポータル上での数値の自動更新を実現した。これにより、現場の担当者は、分析の作業自体に労力を集中させることが可能になったという。

今後は、社内分析ポータル「数字で見るベルメゾン」の機能をさらに発展させながら、「見せる化」からもう一歩進んだ「見たい化」を実現する社内ツールとして完成度を高めていくことを計画している。

■TIBCO Spotfire
http://spotfire.tibco.jp

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