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JT/調整後営業益は1.7%減、消費増税の反動減を反映

2014年07月30日 / 経営

JT(日本たばこ産業)は7月30日、2014年12月期(4~12月)第1四半期(4~6月)連結決算(IFRS=国際会計基準)を発表した。

売上収益は5564億円(14年3月期第1四半期比1.6%増)、営業利益は1482億円(1.2%増)、税引前利益は1475億円(4.2%増)、親会社の所有者に帰属する利益は1061億円(8.2%増)だった。

国内たばこ事業は11.8%減収。一方、海外たばこ事業は12.6%増収となった。国内事業が、4月の消費増税に伴う駆け込み需要の反動減の影響を受けたものの、海外事業の伸びが相殺する形が続いた。

飲料事業は2.2%減収、加工食品事業は0.2%減収。医薬事業は22.2%減収となった。

同社が重視する調整後営業利益は1489億円(1.7%減)。海外での収益が引き続き伸長したものの、国内における消費増税の反動が足を引っ張る形となった。為替一定ベースでは、2.8%減。

通期予想は据え置いた。売上収益は2兆1500億円、営業利益は4820億円、親会社の所有者に帰属する利益は3440億円、調整後営業利益は5220億円になると見込んでいる。

同社は、今期から決算期を3月末から12月末に変更したため、今期は4~12月までの9か月の変則決算となる。このため、通期予想も9か月の期間で出している。

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