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水産研/東北地方の秋サケ大幅減を懸念、震災の影響で

2014年09月10日 / 経営

水産総合研究センターは9月9日、東北地方に回帰する今年度の秋サケの尾数が、東日本大震災で発生した津波の影響により、大幅に減少することが懸念されると発表した。

東北地方太平洋沿岸では、毎年3~5月におよそ数億尾のサケ稚魚が放流される。稚魚は、およそ3年半後に生まれた川に戻ってくるのだが、今年は、2011年3月の東日本大震災で発生した津波の影響を受けた稚魚が主群として戻ってくる年に当たる。

津波の襲来で孵化場が被災したことに加え、その後、孵化場に残っていた稚魚や仔稚魚を本来の時期よりも早いタイミングで緊急放流したため、多くの稚魚が生存できなかった可能性があるという。

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