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ミズノ/通期予想引き下げも、4~9月期は各利益が増加に転じる

2014年11月13日 / 経営

ミズノは11月13日、2015年3月期の通期予想を下方修正すると発表した。

売上高を1950億円から1860億円(前期比1.5%増)に、営業利益を80億円から59億円(3.6%増)に、経常利益を80億円から60億円(3.2%増)に、純利益を50億円から34億円(28.8%増)に、それぞれ予想を引き下げた。

国内で、中高価格帯の商品を中心に、スポーツ用品の販売が伸び悩んだことに加え、円安で仕入れコストが上昇したことなどが収益を圧迫する。海外でも、価格競争の激化で売上が減少したほか、米州で高価格帯のランニングシューズが伸び悩んだことなどが重しとなる。

第2四半期(4~9月)決算は、売上高が前年同期比1.9%増の899億円、営業利益は3.9%増の26億円、経常利益は24.1%増の27億円、純利益は31.4%増の17億円だった。

国別の売上高は、国内が4.8%減の587億円。一方、米州は3.9%減の144億円、欧州は18.7%増の77億円、アジア・オセアニアは80.0%増の90億円となった。

前年度まで国内事業として展開していたアジア・オセアニア地域の代理店向けビジネスを韓国とシンガポールの子会社に移管した影響で、国内の売上が減少した一方、アジア・オセアニアで大きく増収となった。

利益面では、円安によってコスト増となったものの、商品開発から生産までの一連のプロセスを改善することで吸収。営業増益に転じた。為替差益が発生したこともあり、経常利益も増加に転じた。

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