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子ども手当/半数以上が支給後すぐ使用、生活費に31%

2010年12月06日 / トピックス

博報堂「教育コミュニケーション推進室」は12月6日、今年度より支給・実施された「子ども手当」について、受給対象の子どもを持つ世帯の実際の使途を検証する調査を発表した。
給付対象となる現在中学3年生以下の子どもを持つ保護者が調査対象。6月下旬に支給された子ども手当について、世帯での「末子分の支給」に特定し、9月(=支給から約3ヶ月)時点での使用状況を調査した。有効回答数は1458名。
<子ども手当の使い方(使途・使用状況)>20101206kodomo.jpg
支給から3か月後の時点で、全体の55.1%の世帯がすでに手当を使用していたことが分った。なお、支給開始前の2009年秋に実施した同様の調査では、もらった年度内の使用を予定していた世帯は49.3%だった。
使用済の世帯で、手当を「生活財源」として使用した世帯は全体の30.9%、「教育財源」として使用した世帯は全体の24.2%。ほぼ同率だった支給開始前調査に比べ、実際には生活財源として使用した層が多かったことが判明した。
未使用(将来のため貯蓄)の世帯を含めた全体でみても、子ども手当を「生活財源」と捉える世帯=38.9%(支給前調査比8pt増)、「教育財源」と捉える世帯=59.0%(8.3pt減)と、全体的に支給開始前に比べて「子ども手当を生活財源として捉える」層が増加している。
■子ども手当の実際の使途に関する保護者調査結果http://www.hakuhodo.co.jp/pdf/2010/20101206.pdf

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