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ネスレ、アクアクララ/コーヒーも水も楽しめる一体型マシン共同開発

2018年10月17日 17:30 / 商品

ネスレ日本とアクアクララは、コーヒーマシンとウォーターサーバーの一体型マシンを共同開発し、オフィス・家庭への拡大を図る。

<ネスレ高岡社長、アクアクララ赤津社長>
ネスレ高岡社長、アクアクララ赤津社長

ネスレのコーヒーマシン「ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタ」もしくは、「ネスカフェ ドルチェ グスト」と、アクアクララの最新機種のウォーターサーバー「AQUA WITH」が一つになっている一体型マシンで、コーヒーだけでなく、水、お湯も楽しめる。

アクアクララの大容量のウォーターボトルを使用しているため、水を頻繁に購入・補充する手間が軽減されるというメリットもある。

<コーヒーマシンとウォーターサーバー一体型マシン>
コーヒーマシンとウォーターサーバー一体型マシン

先行予約受付は10月17日から、11月1日よりサービス開始する。2019年中に5万か所の普及を目指す。

近年、共働き世帯の増加に伴い、家庭内で過ごす時間は減少し、家庭外で手軽に淹れたてのコーヒーなどの飲み物を求めるニーズが高まっている。

その一方で、外食産業やサービス産業では人手不足が問題となり、できるだけ人手や手間をかけず、価値あるサービスを提供することが求められている。

10月17日行われた新製品発表会で、高岡浩三社長は「共働きの増加、人手不足という新しい現実に、コーヒーだけでなく水、お湯も飲める、しかも重い水はアクアクララで補充するという、新しいサービスを提案。我々のソリューションはコーヒーだけではなく、両社にとってお客様の選択をどう広げられるか共通の課題であり協力して、オフィス・家庭の顧客を開拓する」と説明した。

家庭やオフィス、カフェ、レストランなど、両社が持つチャネル・顧客への新規サービスとして一体型マシンを提案。主に水の配送をアクアクララが、コーヒーなどの補充をネスレ日本が担当する。

マシンの月額利用料は税別1500円(アクアクララ使用料、コーヒーなどの料金別)。

調剤薬局、コインランドリーなど水の補充の手間がネックとなり、これまで飲料サービスを提供することが困難であった場所でも、一体型マシンの新規設置を推進していく。

一体型マシンは、1台で「冷水」「温水」(95℃)に加え、コーヒーメニューやティー、抹茶(ドルチェ グスト使用の場合)なども簡単なボタン操作で楽しめる。

コーヒーマシン機能は、コーヒーのみの「ゴールドブレンド バリスタ 50」、様々なコーヒー、紅茶、抹茶などを飲める「ドルチェ グスト ジェニオ2 プレミアム」いずれかを選べる。

ウォーターサーバーと一体型のため、水の補充頻度が大幅に減る。ウォーターボトルの容量は12リットルのため、1度の補充で約85杯分のコーヒーを抽出できる。

まろやかで舌ざわりのやさしい軟水を使用するため、コーヒー本来の味わいを楽しめるという。

スリムなサイズで設置スペースを取らず、オフィスやリビングなどになじむスタイリッシュなデザインを採用した。

<ウォーターサーバーは下に収納されている>
ウォーターサーバーは下に収納されている

アクアクララの赤津裕次郎社長は「アクアクララの利用者は夏多く、シーズンによる波があったが、一体型マシンでは夏は冷たい水、冬は暖かい飲み物が提供できる。また、当社の会員50万人のうち8割が家庭向けで、今回の提携で、オフィス含め新規顧客を取り込めると期待している」。

「オフィスやリビングになじむようスタイリッシュなデザインを採用した。ウォーターサーバーを下に置くのは当社としても初の試みとなる」と話した。

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