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森永製菓/出荷20%増の「バニラモナカジャンボ」リニューアルで食感保持

2021年03月08日 11:20 / 商品

森永製菓は3月中旬から、「バニラモナカジャンボ」(150ml、税込151円)をリニューアルして発売する。

<バニラモナカジャンボ>

同社では、モナカが吸湿することを防ぎ、食感を保持する「チョコの壁」と呼ぶ技術を開発。今回のリニューアルで導入した。

<「チョコの壁」のイメージ図>

「チョコの壁」は、バニラアイスの両側面を覆うようにホワイトチョコを充填することで、上下のモナカの皮が、合わさる隙間部分からの吸湿を防ぐ仕組み。そのため、モナカの皮が湿気ることがなく食感を保てる。アイス側面用に垂れないチョコの品質を開発し、覆う面積を綿密に設計することで実現した。構想に3年をかけた。

<アイスからモナカへの水分移行のイメージ>

森永によると、モナカが湿気るのは、自然現象で水分は多いところから少ないところへ移ることが原因。アイスは約60%が水分で、時間の経過と共に、アイスからモナカに水分が移行するため、モナカとアイスが接する部分(画像の茶色矢印の流れ)だけでなく、上下のモナカ合わせの隙間(画像の水色矢印の流れ)からも水分が移り、モナカが湿ってしまうという。今回、新技術によってモナカが水分を吸うことを防げるようになった。

バニラモナカジャンボは、バニラアイスクリームのおいしさにこだわったシンプルなモナカアイス。乳脂肪分が8%のコクと、アーモンドパウダーを隠し味にきかせた洋菓子風のほんのり甘いモナカ皮が特長。同社の出荷実績では直近1年間の前年比で約20%増以上で伸長を続ける人気商品となっている。

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