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高島屋/デニム再生プロジェクト開始「再生デニム商品」販売

2023年04月12日 11:00 / 商品

高島屋は4月12日、「デニム再生プロジェクト」で初めて製品化した再生デニム商品の販売を開始した。

現在、サステナブルな循環型社会の実現を目指す取り組み 「Depart de Loop(デパートデループ)を実施しており、その取り組みの一環として、お客から回収したデニムをアップサイクルする「デニム再生プロジェクト」を実施している。

<商品の一例>
商品の一例

「デニム再生プロジェクト」製品化の第1弾は、再生コットンを6%使用し、「RED CARD TOKYO」のアイコンシルエット「30th Anniversary」「Liberty」をベースとしたオリジナル企画商品。「30th Anniversary S」「Liberty S」各2万7500円を販売する。

今回の「デニム再生プロジェクト」は、人気デニムブランド「RED CARD TOKYO」のプロデューサーであり、デニムのスペシャリスト、本澤裕治氏が監修した。「RED CARD TOKYO」は、プロデューサーの本澤裕治が掲げる3F(FABRIC/FIT/FINISH)をプロダクションに携わる一人ひとりの職人が忠実に再現し、リアルヴィンテージのような加工感のあるデニムを生み出すブランドという。

高島屋では、2022年4月に初めて「デニム回収キャンペーン」を実施し、役目を終えて回収したデニムがクラボウのアップサイクルシステム「L∞PLUS(ループラス)」を通して、今春に「RED CARD TOKYO」の新作として生まれ変わった。2022年4月6日~19日、日本橋店、新宿店、横浜店、大阪店、京都店で「デニム回収キャンペーン」を実施。5店舗合計で約1611kg(デニムパンツ約4500本)を回収した。

<リサイクルループの概要>
リサイクルループ

サステナブルな循環型社会の実現を目指した高島屋のプロジェクト「Depart de Loop(デパートデループ)」では、リサイクルシステムを持つ企業とパートナーシップを組み、リサイクルやリユースを前提とした、循環型のものづくりを続けている。

これらの商品は、リサイクルが可能な循環型商品として、販売とともに回収もセットで行っている。再生繊維を使った服やモノを販売し、長く活用した後に不要になった際は、高島屋の購入店舗へ持ち込むと、購入売場で商品を回収する。回収した服は、繊維原料などに再資源化して、新しい服やモノに生まれ変わらせる。

4月12日~25日にも「デニム回収キャンペーン」 を、日本橋店、新宿店、横浜店、大阪店、京都店の「デニムスタイルラボ」で実施。今回は、デニム衣料品であれば、購入店やブランド、点数は問わず回収する。

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