食品主要195社/8月の値上げは1102品目、7カ月ぶりに減少
2023年07月31日 14:20 / 商品
帝国データバンクが7月31日に発表した「食品主要195社」価格改定動向調査(2023年8月)によると、8月の食品値上げは1102品目で今年1月以来7カ月ぶりに減少した。
<8月の食品値上げは1102品目>
※出典:帝国データバンクホームページ(以下同)
8月は、前年8月(2516品目)から約1400品目減・4割にとどまった。
前年同月に実施された値上げ品目のうち、大部分を占めた「かまぼこ」「はんぺん」など水産練り製品、冷凍食品などの分野でまとまった値上げがなかったことが要因だという。
一方で、2023年8月に値上げされる食品は、乳価改定の影響を受けてパック牛乳、ヨーグルトなど乳製品のほか、だし製品など調味料、ジュース、シリアル製品、駄菓子など多方面にわたる。
2023年通年の値上げ品目数は、既に実施されたものや今後予定するものを含め、累計で3万710品目となった。2022年通年の2万5768品目を既に上回っている。
同社は年内の値上げは、原材料価格の急激な価格上昇ペースが落ち着いたことを背景に、10月を最後にいったんピークアウトし、累計では2022年より1万品目多い3万5000品目前後を想定している。
分野別では、2023年8月の値上げは、「調味料」(409品目)が最多だった。
2023年通年では、全7分野で前年を超えた。最も多い「加工食品」は全食品分野で唯一1 万品目を超えた。「菓子」(2099品目)は、輸入小麦粉、生乳、粗糖のほか、チョコレートの原料となるカカオ豆など菓子生産に必要な原材料価格が上昇したことが影響した。「原材料」(799品目)は、欧州の熱波、干ばつの影響を受けたオリーブオイル製品の大幅値上げが目立つとしている。
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