食品主要195社/11月は282品目値上げ、加工食品の124品目が最多
2024年11月01日 15:20 / 商品
帝国データバンクの「食品主要195社」価格改定動向調査によると、11月食品の値上げは282品目、11カ月ぶりに前年を上回ったことがわかった。
11月の値上げとしては、しょうゆなどの調味料や洋生菓子に限定された2023年と異なり、正月用品やふりかけ製品、チョコレート製品など、多岐にわたる食品分野で値上げとなったことが、品目数を押し上げたという。
ふりかけ製品などを中心とした「加工食品」が全食品分野で最も多い124品目と、11月全体の4割超を占めた。加工食品が、全食品分野で最多となるのは9月以来2カ月ぶりとなる。
「菓子」(91品目)は、カカオ豆の価格高騰による影響を受け、チョコレート製品の値上げが続いた。また、菓子は2022年の集計開始以降35カ月連続で値上げ品目が発生した。
また、1回あたりの平均値上げ率は11月単月で16%だった。
2024年通年の値上げ品目数(予定含む)は、12月までの累計で1万2458品目。年間の平均値上げ率は17%となっている。
なお、2025年の値上げは、10月31日時点の概算で1033品目を見込む。
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