アマゾンフレッシュ/6温度帯で食品管理、賞味・消費期限保証も
2018年04月25日 20:00 / EC
アマゾンジャパンは4月19日、有料サービス「プライム」会員向けサービス「アマゾンフレッシュ」の開始1周年を機に、アマゾンフレッシュの運営状況を発表した。
アマゾンフレッシュは2017年4月21日に都内の6区でスタートしたサービスで、配送対象エリアを段階的に拡大し、現在は東京18区と西東京、神奈川、千葉県の一部のエリアで展開している。
旬の野菜や果物、新鮮な魚や肉などの生鮮食品など、牛乳・卵・豆腐など毎日の食卓に欠かせない食品、人気のミールキットや惣菜、専門店のこだわりの食材など、合計17万点以上の商品(うち、食品は1万6000点以上)を取り扱っている。
午前8時から深夜0時までの間、2時間ごとの希望の時間帯で配達指定が可能で、注文から最短4時間で配送する(最長28日先まで指定可能)。
その日の朝に収穫した朝採れ野菜や加工したばかりの新鮮な魚、当日精米したお米など、鮮度にも徹底的にこだわり、お客の食卓に安心とおいしさを届ける。
アマゾンフレッシュの物流拠点は、川崎市の「アマゾン川崎フルフィルメントセンター」で、商品は、6温度帯で管理し、品質・鮮度を訴求している。
パン、シリアル、調味料、飲料など一般的に常温保管されている商品は常温帯、バナナやマンゴーなど、冷やしすぎないほうがよい商品は16度、トマトやパプリカ、メロンなど、比較的デリケートな青果は7度で管理する。
青果やチルド・日配品(牛乳、乳製品、豆腐、納豆など)は2~5度、精肉、鮮魚は0度、冷凍食品、アイスクリームはマイナス25度で管理している。
野菜や果物に関しては、人の目も活用して、それぞれの食品に応じて保管温度を季節ごとに変え、熟度も管理している。
精肉・鮮魚は、窒素充填や真空パックなど、鮮度を逃さないパッケージやアマゾンフレッシュ独自開発の配送ボックスで、食品ごとに最適な温度管理で届けている。
賞味・消費期限保証プログラムを導入しており、例えば、「到着日+7日」と表示されている場合は、最短でも到着日+7日間は、賞味期限または消費期限が残っていることを保証する。
生鮮食品では、鮮度保証プログラムを導入。お客の商品を見る目を信じて、配送した商品の鮮度について、万が一、お客が満足しなかった場合は、対象商品の代金を返金する。
さまざまなサービスを導入したことにより、アマゾンフレッシュの会員数は2017年6月と比べて2018年3月時点で2倍以上に拡大している。
2017年4月21日~2018年2月28日の売上数量ベースのランキングでは、タカナシ牛乳3.6 1000ml(税込191円)が1位となり、次いでキリンアルカリイオンの水2L(140円)、国内産玉ねぎ1パック500g(105円)、国内産きゅうり3本(119円)、国産豚小間切り250g(262円)が続いた。
Amazonフレッシュ/Prime Now事業本部の白子雅也事業本部長は、「日常的に普通に使える商品が、売上ランキングの上位に入っており、アマゾンフレッシュは日常的に利用できるサービスとして定着しつつある」と語っている。
■Amazonフレッシュ
https://www.amazon.co.jp/fresh
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