ヤフー×三越伊勢丹/ビッグデータとAI活用でアパレル開発
2019年07月26日 16:10 / EC
ヤフーと三越伊勢丹は7月26日、三越伊勢丹のECブランド「arm in arm」にて、ヤフーのビッグデータとAIを活用し、子育て中の小柄な女性向けのロングスカートを開発したと発表した。
9月下旬より「arm in arm」のECサイトにて発売する。「Yahoo!検索」の検索キーワードや「Yahoo!知恵袋」の質問書き込みといったビッグデータを統計化した上で、AI技術(深層学習や自然言語処理など)により解析。「arm in arm」のターゲットでもある子育て中の女性の服装に関するトレンドや悩みを抽出した。
その結果、小柄な人のロングスカートへの関心が高く、着こなしや自転車の利用、抱っこひもとの合わせ方、静電気などに悩んでいるという子育て中の女性のインサイトを得た。
三越伊勢丹は、得られたインサイトをもとに、子育て中の女性との座談会を行い、仮説の検証を進め、ロングスカートの開発につなげたという。
開発したロングスカートは、自宅で洗える素材を採用。抱っこひもと合わせやすいようポケットの高さを調整するなど、子育て中の女性の意見を盛り込んだ。
また、小柄な人もバランス良く着用できるように、ボタンの色や丈についても座談会での意見をもとに決定している。
今回の商品開発は、Yahoo! JAPANが10月より提供を開始する企業間ビッグデータ連携による事業者向けデータソリューションサービス「DATA FOREST(データフォレスト)」のサービス開始に向けた実証実験の一例として実施した。
今後も両社は、本商品の反響を踏まえながら、ビッグデータを用いたアパレル商品のさらなる開発、ファッションとテクノロジーを掛け合わせた「ファッションテック」の推進に挑戦していく。
■arm in arm
https://armin-arm.jp/top/CSfTop.jsp
■データフォレスト
https://dataforest.yahoo.co.jp/
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