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アスクル/置き場所指定配送と時間帯指定配送を開始

2021年04月14日 12:50 / EC

アスクルは4月15日、事業所向け(BtoB)サービス「ASKUL」「ソロエルアリーナ」において「置き場所指定配送」を標準サービスとして導入するとともに、「時間帯指定配送」を一部地域から開始する。

コロナ渦における非対面・非接触型サービスの需要拡大やテレワーク導入などの働き方の変化に対応し、荷物受け取り時のお客のニーズにフレキシブルに対応する施策。また、置き場所指定の標準サービス化は、BtoBでは業界初の試みだという。

これにより、BtoB サービス「ASKUL」「ソロエルアリーナ」を利用する事業所のお客は、注文時に納品場所を3カ所の中から選択することで非対面・非接触で指定した日に受け取れる「置き場所指定配送」と配送日の受け取りを5つの時間帯から指定できる「時間帯指定配送」の利用が可能となり、働き方が多様化した中でも確実に受け取れる場所や時間の選択肢が広がる。

<新サービスの概要>
新サービスの概要

これまでアスクルでは、あらゆる仕事場で働くお客が必要な商品を注文後スピーディーに受け取れることを目指し、サービス開始時は翌日配送、その後当日配送を実現してきた。また、ECO-TURN配送により梱包資材削減に取り組むなど、その時々のニーズに合わせて配送サービスを進化させてきた。

昨今は新型コロナウイルス感染症の影響で非対面・非接触のニーズ拡大、テレワークなどの働き方の変化により個人宅への配送が増加したことで、感染防止策を講じた安心・安全な配送へのニーズが高まっている。

これを受け、非対面・非接触による受け取りができる「置き場所指定配送」を標準サービスとして導入する。また同時に、コロナ渦で従業員は出社を控えたテレワークの導入が進み出社日数や時間が制限されていることから、オフィスに届く荷物が受け取りにくい環境になっている。働き方が変化しても指定日時には確実に受け取りたいというニーズに応えるため「時間帯指定配送」を開始するという。

アスクルは昨年8月から、配達員と対面せずに荷物を受け取れる「置き場所指定配送」のテスト運用をしていたが、今回、標準サービスとして、一部地域からスタートする。対象エリアは、山梨県、長野県、静岡県などの8県全域ほか神奈川県の一部エリアなどでスタートする。

サービスはアスクルの物流子会社ASKUL LOGISTを中心に、配送キャリアの協力を得てサービスを展開し、今後は5月末をめどに、対象エリアを全国に順次、拡大する。

お客は4月15日8時以降の注文から、サイト上のレジ画面で配送日毎に置き場所指定が可能となる。選択できる指定場所については、「玄関横」「オフィス内受付前」「宅配ボックス」の3カ所からスタートする。今後さらに全国での展開を視野に入れ拡大する予定だ。これにより、コロナ渦においても、お客の要望に沿って安心・安全な配送サービスを提供する。

<配送時間帯の指定に対応>
配送時間帯の指定に対応

また、テレワーク勤務が進み、次回の出社日に確実に荷物を受け取りたいお客は、注文時にサイト上のレジ画面で、配送日毎に配送時間帯の指定が可能となる。配送時間帯の指定は、首都圏1都3県などの一部エリアでスタートし、全国(沖縄県、離島は対象外)に拡大する予定だ。

利用料金は税込385円で、注文日の翌々日以降の配送から利用可能となっている。時間帯は、午前中(~12時まで) 、14~16時、16~18時、18~20時、19~21時の5区分から選択できる。これにより、コロナ渦でオフィスへの出社日数を制限しているお客にとっても、希望の日時で荷物を受け取ることができるという。

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