モスフード/分身ロボット活用「ゆっくりレジ」実験導入
2020年07月13日 14:05 / IT・システム
モスフードサービスは7月13日、オリィ研究所と協力し、分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」を活用した「ゆっくりレジ」を実験導入すると発表した。
実験は7月2日~8月下旬までの約1カ月間の平日、「モスバーガー大崎店」(東京都品川区大崎)にて行う。
同社では、2018年11月にセミセルフレジ、2019年12月よりフルセルフレジを一部店舗において導入し、人手不足の解消への対応を進めてきた。
今回、時代にあったモスバーガーらしいホスピタリティの形を追求し、テクノロジーを活用しながら、人ならではのあたたかみのある接客を追求するため、「OriHime」を活用した実証実験を実施する。
「OriHime」は、全長約23cmの分身ロボットで、子育て、介護、身体障がいなどの社会的ハンディキャップにより外出困難な人の分身として、遠隔地であってもあたたかみのあるコミュニケーションを可能にする。
今回の実験では、モスバーガー大崎店の店頭に時間限定(平日14時~18時)で「OriHime」を1台設置し、会話を楽しみながらじっくり商品を選びたい人に向けた「ゆっくりレジ」を稼働させる。
パイロット(OriHime を分身としてリモートで会話や動作を行う人のこと)は、顧客と会話しながら注文の受付を担当し、決済は有人レジにて行う。
実験期間のパイロットは、関西在住の障がいのある2人が担当。OriHimeのそばにパイロットのプロフィールを紹介する案内掲示を設置することで、顧客とパイロットのスムーズな会話を促すという。
今後、システムを改良することで、 OriHimeを通じて注文から決済までを行えるよう機能を拡張する予定。レジ対応する店舗スタッフがその場にいなくても、注文時の応対を介した、人と人のあたたかいコミュニケーションの実現を目指す。
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