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パルコ/POPのデジタル化で視認効果30%超アップ

2023年02月10日 12:00 / IT・システム

パルコデジタルマーケティングは2月9日、同社が提供する「視線計測機能付きデジタルPOP」を用いたPoC(概念実証)において、店頭POPのデジタル化で視認性が30%以上アップ、かつ制作労務を1企画5時間削減できるという検証結果が得られたと発表した。

<POPのデジタル化を実証実験>

実験は吉祥寺パルコ内の8ショップで、2022年9月8日~11月21日に実施した。

店頭デジタルPOP(21インチモニター+スタンド8台)、レジ横デジタルPOP(10インチモニター3台)、視線計測カメラ3台を設置した。

販促ツールの視認調査では、視線計測カメラにより、紙POPとデジタルPOPの視認数を測定し、紙とデジタルの有用性を検証。デジタルPOPだからできるリッチコンテンツによる視認効果の向上を確認した。

<デジタルPOPの有用性を検証>
デジタルPOPの有用性を検証

各拠点で、紙よりもデジタルPOPの方が30%以上多く見られるという結果が得られたという。

また、デジタルPOPを導入することで、ツール制作業務を中心に労務削減効果を検証。事前に担当業務の棚卸しを行い制作にかかる工数を試算した結果、デジタルPOPに切り替えることで、1企画5時間程度の業務削減効果が得られた。

<1企画5時間程度の業務削減>
1企画5時間程度の業務削減

デジタルPOP1台で1日平均500人、月間延べ1万5000人にコンテンツが視聴され、リアル店舗が販売の場としてだけではなく「メディア」としても重要な役割を担えることが期待できるとしている。同社は、店頭のさらなるデジタル化とともに、店舗運営に関わる業務の見直しといったサステナブルな施設運営の支援を行っていく。

■パルコデジタルマーケティングへの問い合わせ
https://www.parco-digital.co.jp/inquiry/

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