清涼飲料／4月1位はアサヒ「颯」

2023年05月29日 17:45 ／ POS分析

マーチャンダイジング・オンが発表した新商品の売り上げランキングによると、4月の清涼飲料の1位は、アサヒ「颯」PET620ml（希望小売価格税別160円）だった。

アサヒ「颯」PET620mlは、同社から12年ぶりに登場した緑茶の新ブランド。開発期間に2年間かけ、約1万2000人を対象に無糖茶に関する嗜好調査を行って誕生した。香りが際立つ後味すっきりな味わいを提案する。

＜清涼飲料の新商品ランキング＞

2位は、カゴメ「野菜一日これ一杯ホームパック」900mlだった。砂糖や香料、栄養強化剤などを使用せずに野菜本来のおいしさと栄養を提供する無添加の野菜汁100％ジュースで、トマトの濃厚な味わいを楽しみながら、野菜と栄養を手軽に補える。

3位は、カゴメ「野菜生活100オリジナルホームパック」900mlだった。20種類の野菜と3種類の果実を使用した野菜果実ミックスジュースで、200mlあたり1食分の野菜を使用しているという。

5週間以内に発売した商品は、1位アサヒ「颯」PET620ml、13位サントリー「クラフトボス甘くないイタリアーノ」500ml、19位コカ・コーラ「アクエリアスニューウォーター」500mlがランクインした。

13位サントリー「クラフトボス甘くないイタリアーノ」500ml（190円）は、「BOSS」の創味技術を駆使し、乳原料に加え植物由来の素材をブレンドすることで、クセがなく、満足感のあるミルクの味わいを実現。さらに深煎りのイタリアンロースト豆をブレンドしたドリップコーヒーを使用することで、ミルク感と相性の良いコクも出している。

19位コカ・コーラ「アクエリアスニューウォーター」500ml（160円）は、糖質・カロリーゼロの全く新しい水分補給飲料。従来の水分吸収のメカニズムを根本から見直し、水分やミネラルを効果的に体内へ浸透させるためにこれまで必要としてきた糖の代わりに、アミノ酸を用いる技術を独自に開発した。甘さ控えめのクリアレモン風味で、常温でも楽しめるという。

新商品ランキングは、マーチャンダイジング・オンが提供するRDS-POSを活用し作成した。

RDSとは、食品・日用品を中心に取り扱い、POSシステムを導入している全国の小売業（総合スーパー、食品スーパー、コンビニエンスストア、ドラッグストア等）からPOSデータを収集、整備、データベース化したもの。

新商品の定義は、過去半年（26週）以内に発売された商品。これまでに実績のないJANコードで過去半年以内に初めて売り上げ実績が上がった商品を新商品と定義した。

ただし、パッケージ変更やリニューアルなどでJANコードが変更されることがあるため、見覚えのある新発売ではない定番商品も新商品ランキングに含まれる。

売り上げは、最新4週間の全国での100店舗あたり販売金額を基準とした。最新の5週間以内に発売された商品には☆印を付け、最もホットで売れている商品を紹介している。

■RDSについて
小売業：https://www.mdingon.com/services/new_rds/

メーカー・卸業：https://www.mdingon.com/products/market_pos/

注：マーチャンダイジング・オン社提供のRDS－POSデータ分析については、記事、写真、図表などを複写、転載などの方法で利用することはできません。