クイーンズ伊勢丹×万城食品/生鮮売場改革、罪悪感のない時短料理提案
2019年05月30日 14:50 / 販促
三越伊勢丹ホールディングスグループのエムアイフードスタイルは5月30日、万城食品と連携し生鮮売場を活性化する売場改革プロジェクトを開始したと発表した。
同プロジェクトでは、エムアイフードスタイルが運営するスーパーマーケット(クイーンズ伊勢丹/クイーンズ伊勢丹グランデ/クイーンズアイ)の生鮮売場にて、オンパック調味料とレシピをセットにしたメニュー提案型の商品を展開、新たに「EASY COOKING」という売場づくりを行う。
第1弾として、季節性や旬が出しづらく、売場に変化が出しづらかった畜産売場でプロジェクトを開始。
分量を測った精肉と使い切りのオンパック調味料をセットで販売し、パックに旬の野菜や青果を組み合わせたメニューのレシピのQRコードを記載する。
これにより、メニューを考える時間や調理工程を調べる時間の短縮を実現し、簡単におすすめメニューが調理できる。
また、第1弾は、日本最大級のレシピ動画メディア「DELISH KITCHEN」とのタイアップ施策を実施する。
DELISH KITCHENのアプリ内における視聴ログやお気に入り率など、膨大なデータから人気傾向を分析し、万城食品のたれでおいしく仕上がるレシピを考案した。
メニューは、「カリカリ豚バラと豆苗のゴマだれ和え(香ごま醤油たれ)」(内容量:150g国産豚肉バラ、15gたれ、小売希望価格税別398円)、「鶏肉とじゃがいもの照り煮(香ごま醤油たれ)」(内容量:250g国産鶏肉もも、45gたれ、398円)、「豚ニラもやしのスタミナ春巻き(こく旨醤油たれ)」(内容量:150g国産豚肉切り落し、30gたれ、398円)、「豚バラとキャベツのレモンバター蒸し(こく旨醤油たれ)」(内容量:150g国産豚肉バラ、30gたれ、398円)をそろえた。
パッケージに貼付したQRコードを読み取ることで、実際の調理工程を「DELISH KITCHEN」のレシピ動画から確認することができ、リアルな売り場「EASY COOKING」とオンラインメディア「DELISH KITCHEN」との相互送客も図る。
働く女性や共働きの増加、高齢者の増加などに伴いライフスタイルが多様化し、食卓を取り巻く環境も変化する中、時短ニーズが高まりを見せ、スーパーマーケットの惣菜売場は需要が拡大している。
ただ出来合い惣菜を活用することを単なる手抜きと捉え罪悪感を抱くという声もあることから、時短商品を複数展開する万城食品と連携し、単に時間を短縮する時短だけでなく、おいしく時短を叶えて食卓をより豊かにする「誇れる時短」を実現する商品を展開する。
今後は、毎週1種類ずつ、毎月計4種類の商品展開を予定している。クイーンズ伊勢丹笹塚店、品川店、杉並桃井店、仙川店、本八幡店にて販売し、順次拡大していく。
万城食品とエムアイフードスタイルは、同プロジェクトと同様のスキームを畜産売場以外に売場全体に実施する。
肉や魚などメインとなる生鮮食材を起点に、メニューに必要な旬な食材を求めて売り場の垣根を越えて、買い回りを楽しめるワクワク感を提供、売場を超えたクロスセルを実現し、生鮮売場改革を目指す。
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