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カインズ/目標年商20億円、設立30周年の集大成「前橋小島田店」

2018年06月29日 16:10 / 店舗レポート

カインズは6月27日、群馬県前橋市に開業した商業施設「くみまちモールこじまた」に、「カインズ前橋小島田店」をオープンした。

<カインズ前橋小島田店>
カインズ前橋小島田店

土屋裕雅社長は、「来年、カインズは設立30周年を迎える。節目の年に、これまで各地で取り組んできた新しいコンセプトで成功した取り組みを集めて、創業の地である群馬県で発表してみようと思った。いままでにないカインズを作ることによって、新たな31年目を迎えたい」と語る。

敷地面積約2万7309m2、全体延床面積約9733m2、売場面積約7434m2、目標年商は20億円で、カインズとしてはほぼ標準店の規模で出店した。

生活雑貨・日用品、キッチン、インテリア、ペット、園芸・グリーン、DIY、ワーキングウェア、建築資材、リフォーム、エクステリア、農業資材、ドラッグ、リカー、生活サポート、ベビー、自転車など約6万5000SKUを展開する。

<店舗レイアウト>
店舗レイアウト

くみまちモールこじまたは、来年、ベイシアグループが創業60周年を迎えることを受け、グループ初となるコンセプト共通型の商業施設として開発している。

そのため、カインズとベイシアで共同プロジェクトを立ち上げ、それぞれの特徴を生かして店舗コンセプトを作り上げた。

カインズでは、「自分ではうまくできなかった暮らしに関わるさまざまなことが、想像していなかった方法や視点で変えることができる」ということに気づかされる店舗をコンセプトとした。

<店舗入口>
店舗入口

店内では、カインズが得意とするDIYの視点を生かして、暮らしを良くするインスパイアを得られる提案を目指した。

デザインを深める「クリエイティブデザイン」、緑のあるくらしを知る「ライブグリーン」、住まいをクリエイトする「ホームクリエーション」、好きなことを極める「スパイスオブライフ」、毎日をスマートにする「ベーシックライフスタイルデザイン」、住と食を創造するプロをサポートする「プロフェッショナル・サポート」の6つのゾーンを展開する。

<カインズ工房>
カインズ工房

クリエイティブデザインのゾーンは、モノづくりができるカインズ工房を中心に、DIYの材料・ツールなど暮らしを作っていく楽しみをアイデアと共に提供する。

<調色カウンター>
調色カウンター

各種工具や専門機器の貸出のほか、一般向け調色カウンター、資格がなくても使える溶接機を備え、幅広いDIYを提案する。

調色カウンターでは、カインズで初めて、ディズニーキャラクターカラーや、自分好みのコーディネートオリジナルカラーがつくれる一般向け調色のサービスを提供する。

カラーサンプルも豊富に用意し、既存の市販品では存在しない好きな色を0.9L(屋内用税込2480円から)の小容量から調色する。

<溶接ルーム>

溶接ルームは、事前にカインズが開催する「溶接講座」を受講すれば利用でき、木材だけでなく、金属も用いることで、幅広いDIYを提案する。

工作室は、ちょっとした部材のカット、加工・組立に対応、誰でも利用できるオープンな空間で、無料の貸出工具も用意した。カインズで購入した商品は無料で、部材の持ち込みは1時間500円で利用できる。

<ライブグリーンゾーン>
ライブグリーンゾーン

ライブグリーンゾーンでは、グリーンと共に生活、グリーンによる癒しの空間を体感できる空間を目指した。人気の多肉植物を中心に、育てやすいインテリアグリーンを併設し、緑のある暮らしを体感できるコーナーとした。

<多肉植物コーナー>
多肉植物コーナー

カインズ直営のカフェブリッコを併設し、焼きたてマフィン(140円~180円)、挽きたてコーヒー(S150円~)、自家製エードドリンク(M290円~)を提供する。

<カフェブリッコ>
カフェブリッコ

くみまちモールこじまた限定メニューとして、群馬県産の梅を使用した自家製エードとフローズンドリンク、ソウルフードの焼きまんじゅう味噌だれを使用した手作りマフィンを提供する。

<カフェブリッコの客席>
カフェブリッコの客席

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