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元気寿司/板橋区にテイクアウト新業態「元気寿司 SELECT」100店目標

2018年11月15日 13:00 / 店舗レポート

元気寿司は11月16日、板橋区の東武東上線大山駅前の「ハッピーロード商店街」内に新業態「元気寿司 SELECT」をオープンする。

<元気寿司 SELECT>
元気寿司 SELECT

テイクアウトを中心に持ち帰り寿司を販売する業態で、1号店は駅前で非常に人通りが多い立地を踏まえて2階にイートイン専用メニューを提供するイートインコーナーを併設した。

<1階の販売コーナー>
1階の販売コーナー

店舗面積は1階約53m2、2階53m2、合計約106m2。1階に厨房と販売スペースを設置しており、基本的には約53m2の面積があれば出店できる業態。

テイクアウトの平均客単価は1200円~1500円を目指しているが、駅前立地で個食需要が高い場合もありうるため、その場合は1000円以下という単価も想定している。

持ち帰り寿司は、300円~400円程度の買上しかないお客もいるが、3000円~4000円というまとめ買いのニーズもあるため、1組単価を重視しているという。

<テイクアウトメニュー>
テイクアウトメニュー

テイクアウトメニューは約40種類を常時展開する。セットメニューは1人前税込560円~、4貫セット260円~、巻物210円~、刺身100円~、丼620円~とした。ランチタイムには1人前510円~のランチタイム専用メニューも販売する。

<1階のセットメニューや丼物>
1階のセットメニューや丼物

販売商品は、基本的には郊外ロードサイドを中心に展開している「元気寿司」「魚べい」と同じ商品を提供する。販売価格は、容器代もあるため、店舗価格よりもやや高めに設定している。

店舗で食べることを前提としていないため、3時間後に食べてもおいしい寿司を目指し、寿司を保管する温度を何度も検証したという。

<1階のセットメニューや巻物>
1階のセットメニューや巻物

ただ、まぐろについては、今回、南まぐろを使用して、鮮やかな色で見せる寿司を目指した。酸化による色の変化もある食材だが、あえて、独自性のある商品として挑戦した。

<ランチタイム限定メニュー>
ランチタイム限定メニュー

2階客席は、専用メニューを販売しており、1階購入した寿司をイートインコーナーで食べることはできない。

1階に厨房を備えており、テイクアウトメニューのほか、2階のイートインコーナー専用メニューの調理も行う。

厨房を1カ所にまとめることで、調理スペースや調理作業の効率化を進めた。

<寺岡精工のセミセルフレジを導入>
寺岡精工のセミセルフレジを導入

1階のレジには寺岡精工のセミセルフレジを導入した。商品の登録作業は従業員が行うが、金銭のやり取りはお客自身が行う方式とすることで、精算時間の短縮化や違算の防止を図る。

<駅の反対側には「魚べい」を展開>
駅の反対側には「魚べい」を展開

元気寿司は2000年頃から、大山駅近くに店舗を展開しており、何回かの業態転換を経て、現在「魚べい大山店」を運営している。

<大山ハッピーロード商店街の入口>
大山ハッピーロード商店街の入口

法師人尚史社長は、「大山店は古くからある店舗で、当然、駅の反対側のハッピーロード商店街は気になっていた。ただ、人通りが多い活気のある商店街は人気がありなかなか空き店舗がなく、店舗面積も十分に取れない課題があった。新業態を出店するにあたり、商圏を熟知しており、仮説を検証しやすいため大山を選んだ」と語る。

<法師人社長(中央)>
法師人社長(中央)

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