小売・通販・中間流通・メーカーの最新ビジネスニュース発信

流通ニュース

ヤオコー/「川越今福店」ネットスーパーで空白商圏補完

ヤオコーは6月18日、埼玉県川越市に川越市内で6店目となる「ヤオコー川越今福店」をオープンした。

<ヤオコー川越今福店>
ヤオコー川越今福店

店舗周辺には、500m圏内に「ウエルシア川越中台元町店」「ドラッグストアセキ今福店」、ディスカウントストア「ジェーソン川越今福店」があるが、食品スーパーマーケットがない商圏に出店した。

総投資額は10億円で、店舗面積1818m2のフリースタンディング立地の標準型店舗を展開する。

取り扱いアイテム数は1万2800SKU、内訳は生鮮1180SKU、デリカ330SKU、グロサリー・住居関連1万1290SKUで、売上構成比は生鮮38.1%、デリカ15.2%、グロサリー・住居関連46.7%を想定する。

<店舗レイアウト>
店舗レイアウト

商圏人口は、1km圏内1万7500人(7400世帯)、3km圏内15万8500人(7万2300世帯)、5km圏内37万200人(16万6700世帯)を想定する。

川越市内は、川越新宿店、川越西口店、川越的場店、川越南古谷店、川越山田店とともに、ドミナントエリアを形成しているが、車を運転できないお年寄りなどヤオコーを利用できないお客も存在している。

そのため、川越今福店では、初めて新規出店に合わせて8月下旬から、ネットスーパーを導入する。

<ヤオコーのネットスーパー実施店舗>
ヤオコーのネットスーパー実施店舗
出典:2019年3月期ヤオコー決算説明会資料

ネットスーパーは、三芳藤久保店・志木宗岡店・上福岡駒林店・川越南古谷店に続き、5店目の取り組み。

店舗で販売する生鮮食品や日配食品、加工食品、デリカ商品などを、パソコンやスマートフォン・タブレットから注文を受け、最短4時間で自宅に届ける。

配送対象は、半径約2.5km、約4万人で、7月1日から新規会員募集キャンペーンを開始する。開業前キャンペーンで1000人の会員獲得を目指す。

主力商圏は半径1.5~2kmと店舗とほぼ同様の商圏を見込んでおり、日商30万円の小商圏配送モデルを確立する。

現在、東武東上線沿線の店舗でネットスーパーを導入しており、ネットスーパー対応店舗もドミナント展開することで、ネットスーパー実施店舗同士の連携や配送効率の改善などを目指す。

<青果側入口>
青果側入口

標準店舗として、これまでの最新型店舗で成功した取り組みを導入しており、惣菜売場には、3月に開店した久喜菖蒲店からの新規MD「幸唐」を導入し、夕方以降も選べる品ぞろえをした。

<幸唐>
幸唐

惣菜部門には、オープンキッチンを採用し、鉄板も導入し、調理の臨場感を売場に伝え、店内でできたて、作り立てを提供する。

<惣菜部門はオープンキッチンを採用>
惣菜部門はオープンキッチンを採用

インストアベーカリーでは、ライブ感のある売場づくりをする。ピザは、インストアの強みであるでき立て・焼き立てを提供する。

ピノの看板商品であるロイヤルブレッドや、フランス産発酵バタークロワッサンなどの食事パンを毎日豊富に展開し、焼きあがり時間を知らせることでお客に焼きたてを提供する。

<インストアベーカリー>
インストアベーカリー

インストアベーカリーのレジには、お客が精算を自分で行うセミセルフレジを導入した。

セミセルフレジを導入することで、ベーカリーの製造とレジを兼務するスタッフの作業を軽減するとともに、お金に触れることがない運営で、衛生管理も強化する。

<ベーカリー部門のセミセルフレジ>

ファミリー向けの最新MDとして、大容量パックで保存ができる冷凍の手羽先、ささみ、ひき肉などをそろえた。

<冷凍の大容量パックの精肉商品を展開>
冷凍の大容量パックの精肉商品を展開

時短・簡便ニーズへ対応するため、鮮魚部門、精肉部門で、ミールキットを展開。共働き世帯が増え、子育てしながら、家事をするファミリー層の利用を想定する。

<鮮魚部門のミールキット>
鮮魚部門のミールキット

鮮魚部門は、5分でできるシリーズとして、「海鮮たっぷり八宝菜」「ゆず香る白身魚の甘酢あんかけ」「魚介とキャベツの中華炒め」各税別780円を提案する。

<精肉部門のミールキット>
精肉部門のミールキット

精肉部門は、5分でできるシリーズとして、「チャプチェ風炒め」「チンジャオロース風炒め」各698円のほか、7分でできるシリーズとして、「コチュジャンの旨辛炒め」「野菜と鶏肉のトマト炒め」「鶏肉と野菜の黒酢あんかけ炒め」各598円などをそろえた。

<ヤオコーカフェ>
ヤオコーカフェ

購入した商品を店内で楽しむことができる「ヤオコーカフェ」(イートイン)を、インストアベーカリーに隣接して設置。店舗で、購入した商品をすぐに食べたいニーズに対応する。

<高さの変わるテーブルで料理教室に対応>
高さの変わるテーブルで料理教室に対応

川越今福店の施策として、8月上旬からヤオコーカフェを活用した有料の料理講座「Enjoy ヤオコーキッチン」を開催する。

ヤオコーの店内で、メニュー提案と調理実演を行っている「クッキングサポート」を担当する本部スタッフや取引先が講師を務め、500円程度の受講料で、参加者を募る。

カフェの一部に、高さを変えることできるテーブルを採用することで、調理体験をしやすい環境を整えた。

<川越西口店のコミュニティスペース>
川越西口店のコミュニティスペース

これまでも既存店店舗では、自発的な料理教室のイベントを開催している。なかでも、「ヤオコー川越西口店」は、店舗に隣接してコミュニティスペースを展開しており、4月から料理教室の名称を「Enjoy ヤオコーキッチン」に変更した。

従来は、不定期開催であったが、定期的に講座を開催し名称も「Enjoy ヤオコーキッチン」と改めることで、地域のコミュニティづくりを推進する。

<コミュニティスペースの入口>
コミュニティスペースの入口

Enjoy ヤオコーキッチンは、素材の基本的な扱い方、調理法を学ぶ「旬をおいしく」、イベント・催事にあわせた料理教室「ハレの日を楽しく」、商品や食材の知識を深める「モノ知り教室」、季節の花・生活催事と連動したアレンジメント「花のある生活」、ヤオコー商品簡単本格イタリアン「豊田安男のYESイタリアン」、スパイス・酢・トマトなどを使ったオイシイ減塩「減塩教室」の6つのテーマで開催している。

川越西口店では、7月の講座として、ファンケルの講師がファンケル社員食堂の減塩メニューを紹介する講座、マルコメの講師が糀甘酒を調味料として活用する料理教室、タマノイ酢の講師がすしのこのフルコースを提案する料理教室、UCC上島珈琲の担当者によるアイスコーヒー教室などの講座を紹介していた。

Enjoy ヤオコーキッチンは、講師の手配など人手もかかる取り組みのため、次の導入店舗は未定となっているが、講座を通じて地域のコミュニティづくりに役立てていきたいという。

店舗概要
所在地:埼玉県川越市大字今福1444
TEL:049-220-3011
店舗面積:1818m2
延床面積:2999m2
営業時間:9時~22時
休業日:1月1日、1月2日、他1日
年間売上:初年度17億円(予定)
駐車台数:150台
従業員:正社員21人、パートナー・ヘルパー・アルバイト109人(延べ人数)
テナント:ホワイト急便(クリーニング)、セブン銀行(ATM)

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧

流通最前線一覧

流通ニュースから

POS分析一覧

倉庫.com 最新テナント情報

店舗レポート一覧