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ニトリ/島忠と初の融合店舗「ニトリホームズ宮原店」オープン

2021年06月11日店舗レポート

ニトリは6月11日、埼玉県さいたま市の「ホームズ宮原店」を改装し、ニトリと島忠の初の融合型店舗「ニトリホームズ宮原店」としてリニューアルオープンした。

<ニトリホームズ宮原店>
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ニトリホールディングスの似鳥昭雄会長は、「ニトリと島忠の経営統合後初の融合型店舗、ニトリホームズ宮原店がオープンする。ニトリのホームファニシングは家の中が主体だが、ホームセンターは家の中のほか、庭など家の外も含めて展開している。住生活の総合提案型の本格的な新しい専門店が、日本で初めて生まれたと思う。これに満足することなく、改善・改革を加えて、もっと地域になくてはならない愛される店を作りたい」とあいさつした。

<ニトリHDの似鳥会長>
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※コロナ対策として、会見中のみマスクを外しています。

1階にホームセンター、2階に家具・ホームファッションを配置。それぞれ、ニトリと島忠の商品を展開することで、ニトリと島忠のほぼ全ての商品を取り扱い、住まいのことならなんでもそろう幅広い品ぞろえで、ニトリグループ初の「新たなコーディネート店舗」を目指す。

<1階にホームセンター、2階に家具を配置>
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島忠の須藤文弘代表取締役会長CEO兼COO(ニトリHD取締役副社長執行役員)は、「ニトリのロゴと島忠ホームズのロゴを掛け合わせてできた、ニトリと島忠のいいとこどりの店舗となっている。島忠は売場面積2000坪(6611.56m2)が標準、ニトリも1500坪(4958.67m2)が標準型だった。この品ぞろえを一から見直しして、ニトリの最大店舗と同じ商品をそろえている。1階もニトリと島忠を融合したホームセンターを1800坪(5950.4m2)で展開している。家の中から外から、家具に至っては低価格帯から高価格帯までそろう品ぞろえが、ひとつの店ででき上った」という。

その上で、「このお店一カ所でワンストップショッピングができる店となっている。この店は、ニトリホームズの将来がかかっている。今後、状況を見ながら売場の見直しをしながら、どんどん融合のレベルを上げて、これからのニトリホールディングスの発展に寄与したい」と語った。

<島忠の須藤会長CEO兼COO>
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※コロナ対策として、会見中のみマスクを外しています。

ニトリホームズ宮原店の売場面積は1万1864.44m2(1階5980.16m2、2階5884.29m2)であり、ワンフロアで島忠、ニトリの標準的な品ぞろえをすることができる。

取扱SKU数は6万3820アイテム、内訳は家具2000(ニトリ1000、島忠1000)、ホームファッション1万2820(ニトリ1万2000、島忠820)、ホームセンター4万9000を展開する。ホームセンター商品の内訳は、DIY1万8000、ペット6800、日用品6400、文具4500、ガーデン4300。全体の売場構成比は、家具35%、ホームファッション19%、ホームセンター46%となった。

<2階家具のディスプレイ>
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PB商品を中心とするニトリとNBを中心とする島忠の商品を融合させた売場を各所の設置したのが特徴。ニトリは、ニトリカラーとも言われるベーシックな色柄が多いが、NBはメーカーが個々にさまざまなカラーを使っている。例えば、1階の洗濯・掃除用品では、ニトリのベーシックな色柄のPB商品と島忠の明るい色調のNB商品を組み合わせた売場を展開している。

<洗濯用品売場>
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家具のパーソナルチェアでは、ニトリの2万~5万円程度のPB商品に加えて、島忠が展開するカリモク家具などを加えて、17万~37万円までの商品を配置した。これだけ幅広い価格帯を展開するのは、初めての試みとなる。

<高価格帯のパーソナルチェアも展開>
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売場展開では、家具のソファやダイニング用品では、ニトリと島忠の商品を融合し、どちらが島忠からニトリか分からないような商品ディスプレイもある。

須藤会長CEO兼COOは、「ニトリは中価格帯以下の家具が中心のため、家具の1人当たり単価は、ニトリは島忠の2分の1程度となっている。家具を配送する人件費が上がる中で、1件あたりの配送コストが上がっている。これも見据えて、高価格帯の家具も開発していきたい。その結果、ニトリと共存できるエリアが増えていくと考えている」と語る。

<ニトリと島忠の商品を融合したダイニングの展示>
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また、須藤会長CEO兼COOは、「一都三県で、ニトリはデコホームを含めて162店舗、島忠は55店舗あり、首都圏で両社がお互いに利益を出しているというのは、共存しているということだ。家具で共存している部分は、中価格帯まではニトリ、中価格帯から上は島忠が圧倒的に強い。極端に言うと食卓セットであれば、180cm以下のテーブルはニトリが強いが、180cm以上だとニトリはあまりないので、島忠が圧倒的シェアとなる」と述べている。

<PBニトリスタジオのソファ>
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ニトリと島忠の価格帯の違いについて、似鳥会長は、「ニトリのソファは15万円、もしくは20万円が上限だが、島忠の場合は、20万円、場合によっては40万円が上限となる。ベットもニトリはシングルで10万円くらいまでだが、島忠は30万円くらいまである。ダイニングもニトリは15万円、20万円までだが、島忠は倍の40万円まで置いている。また、島忠の家具とホームセンターの損益を調べたところ、島忠の家具の利益はホームセンターと同じか、それを上回っている」と述べた。

<カリモク家具のディスプレイ>
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似鳥会長は、「ホームセンターの来店客は3分の2が男性客で女性が3分の1程度となっている。ところがニトリのホームファッションは女性が3分の2を占め、男性が3分の1程度となっている。それを踏まえて、これがどう変化するのか。ホームセンターにきた男性のお客さんも、2階のニトリに上がってもらえる。また、ニトリにくる女性もホームセンターにもよってもらえる。実際、日用品が良く売れている。ついで買いの相乗効果があると見ている」とニトリホームズ業態への期待を述べている。

<1階にはニトリの衣料品PB「N+」を配置した>
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島忠の課題について、須藤会長CEO兼COOは、「いま流通業界では、商品開発はキーワードとなっている。島忠の課題は、商品開発力だ。ニトリの特に海外を含めた商品開発力を使って、島忠のホームセンターの消耗品を含めたPB開発をして、その利益をお客さんに還元していきたい。まだまだ、この店舗では、実現できていないが、一つ一つの商品が選びやすい売場ができた。そういう意味で、こういったお店を順次、展開していきたい。それが、ニトリホームズの未来につながる」と語った。

<島忠PBアパレル「カラビナ」は処分セール中>
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これまでの島忠のPBについて、島忠の岡野恭明社長は、「島忠はNBでやってきたが、今後、出店やその他の投資をする上で、粗利率を上げることが大きな課題となっていた。そこで、PBにチャレンジしたが、お客様の支持を得るためには、もっと違うやり方でなければいけないというのを、ニトリと一緒になって学んだ部分があって一旦、これは辞める。衣料はニトリHDにN+があるので、島忠としては、今後、本業のホームセンター、家具の部分で、PBを新しく開発をする」と述べている。

<1階にもニトリPBを展開>
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最後に、かつて島忠に在籍していた須藤会長CEO兼COOは、「島忠のホームズという業態は、私が(島忠に在籍していた)21年前に立ち上げた。その時に考えていた業態は、実はニトリホームズに近い業態だった。当時、出店した大阪の西成、尼崎の店舗は、売場面積で5000坪(1万6528.9m2)程度あった。1階のホームセンターは、家の外のホームセンターで、ガーデニングや農機具までも展開していた。当時、1階のホームセンターはカインズをベンチマークしていた。カインズは日用品・家庭用品の価格競争力があって、その当時からPBを始めていた。2階部分については、ニトリをベンチマークして調べて作ったのがホームズだった。私が(島忠から)いなくなってから、ホームズはPB商品が少なくなって、テナントを含めたスペースが増えている。今、島忠に戻って、昔から考えていたことが、実現できると思っている」と述べた。

■ニトリホームズ宮原店
所在地:埼玉県さいたま市北区植竹町1-820ー5
売場面積:1階5980.16m2、2階5884.29m2
フロア構成:1階ホームセンター・ホームファッション、N+、オーケー
2階家具・ホームファッション、しまむら
営業時間:10時~20時
駐車台数:635台
駐輪台数:561台

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