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西友/千歳烏山に再出店、単身世帯向けレイアウトにリニューアル

2024年01月18日 16:37 / 店舗レポート

西友は1月18日、「西友千歳烏山店」(東京都世田谷区)をオープンした。

<店舗外観>

京王線千歳烏山駅の北口から徒歩3分圏内に立地する2階建ての店舗。2022年1月に閉店した旧店を建て替えリニューアルした。顧客ターゲットは単身世帯と20~30代。再出店にあたり、現在の商圏特性に合わせた売場レイアウトに変更している。

同社広報は「1階に総菜・冷食・飲料を置くことで、単身客が買い回りしやすいようにした。品ぞろえは中期経営計画に基づき、商品力を強化。バイヤーが美味しさにこだわって選んだ『食の幸』(PB商品)の導入に注力している」と述べた。

<1階は総菜中心に単身呼び込む>

1階「総菜と酒・飲料のフロア」には、総菜・冷食・アイスクリーム・日配品などが並び、1人暮らしの顧客が買い回りしやすいレイアウトを採用。入口正面に総菜コーナーを設置している。

<人気のかつ重/唐揚>

同社で一番売れている総菜「だし香るロースかつ重」(開店限定価格で税込399円)を総菜コーナーの1番手前に配置した。このほか、2023年11月にリニューアルした「旨だれ仕込みの鶏もも唐揚」も広報一押しで、タレに種子島産粗糖を用いたという。

<2階に生鮮・日用品を集積>

2階「生鮮食料品と日用品のフロア」には、入口左側のエスカレーターから移動できる。正面の青果コーナーには、バイヤーが産地から栽培手順まで確認した「食の幸」商品や、近郊から仕入れた契約農家直送の野菜などが並ぶ。店内奥には、時短商材として静岡県産のおでん・さつま揚げなどの練り物コーナーも導入した。

<旬のいちご/さつまいも>

いちごやさつまいもなど、旬の青果を陳列。「食の幸」全体の取扱数は95SKU(23年12月時点)だが、青果のPB取扱数は季節ごとに増減する。同社では引き続きPBの拡充を図り、将来的に生鮮売上でのPB割合を25%まで増やす。

<畜産コーナー>

畜産コーナーでは、PBの「鹿児島県産さつま豊味豚」、焼肉用の米国産アンガスビーフなどをラインアップする。

<水産コーナー>

水産コーナーでは、ノルウェー産スモークサーモンのほか、個食用の刺身や切り身を用意した。

<1階冷食コーナー>

1階の冷凍食品コーナーでは、帯広の人気店の味を再現した「豚丼」や静岡県産の「石松餃子」など、地方の名産品を豊富に取り扱う。

<セルフレジ18台体制>

レジには、セルフレジ「スグレジ」を通常18台体制で導入。オープン時対応として20台に増やした。有人のセミセルフレジ2台も利用できる。

取材・執筆 古川勝平

■千歳烏山店
所在地:東京都世田谷区南烏山6-4-22
売場面積:880m2
駐輪台数:79台
営業時間:24時間営業
アクセス:京王線千歳烏山駅から徒歩約3分

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