ショッピングセンター/1月既存売上0.2%減、冬物在庫少なく婦人衣料苦戦
2018年03月01日 11:13 / 月次
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日本ショッピングセンター協会の発表によると、1月度の既存SCの売上高は、前年同月比0.2%減となり前年を下回った。
テナントは同0.0%(0.03%減)、キーテナントは0.8%減となり両者ともに前年を下回った。月初は概ね好調であったが、中旬以降苦戦が見られた。
特に月下旬は全国的に気温が下がり冬物衣料の需要があったもののアパレルの冬物在庫が少なかったため、衣料品の販売に苦戦した。
立地別・構成別の総合では、中心地域が総合で1.1%減と前年を下回ったが、周辺地域は、テナントが同0.5%で、キーテナント(0.8%減)のマイナスを補い、総合で同0.2%と僅かながら前年を上回った。
立地別・地域別では、全9地域のうち、前年を上回ったのが4地域(東北、中部、近畿、九州・沖縄)、下回ったのが5地域(北海道、関東、北陸、中国、四国)となった。
関東地方では、22日の積雪により営業時間を短くした影響もみられた。
都市規模別では、政令指定都市の総合が0.3%減、その他の地域も0.1%減となり両者ともに前年を下
回った。
中でも全都市、地域のなかで最も苦戦した名古屋市(総合で4.0%減)は12SC中10SCが前年を下回る厳しい結果となった。
業種毎の販売動向をみると、好調との回答が多かった業種はテナントでは飲食、キーテナントでは生鮮食品となった。
一方で、不調との回答が多かった業種はテナント、キーテナント共に婦人衣料だった。
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