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靴3社/4月既存店売上高、春需要取り込みABCマートのみプラス

2018年05月11日 13:10 / 月次

靴3社が発表した4月度営業概況によると、既存店売上高はABCマート1.1%増となった一方、チヨダ10.4%減、ジーフット4.4%減とマイナスだった。

<ABCマート店舗イメージ>
ABCマート店舗イメージ

■ABCマート(2018年2月期売上高:2542億円)
既存店売上高は前年同月比1.1%増、客数2.3%増、客単価1.2%減
全店は、売上高1.7%増、客数3.2%増、客単価1.4%減

出店10、閉店0。4月末店舗数は965店だった。

4月度は、気温の上昇とともに春需要が高まり、好調に推移した。

商品別では、TVCMのファッションスニーカーとサンダル、アパレルの販売が好調となった。

■チヨダ(2018年2月期売上高:1276億円)
既存店売上高は前年同月比10.4%減、客数9.1%減、客単価1.5%減
全店は売上高9.3%減、客数9.4%減、客単価0.0%

出店2、閉店1、月末店舗数は1080店。4月は14店舗の改装を実施。

4月は、客数の落ち込みが大きかった。土日祝日のトータルの数は変わらず、曜日まわりの影響はわずかだった。ブランド演出の強化、キッズやアウトレットのコーナー拡大など、テーマを明確にして行った。

商品別では、天候に合わせて商品を前倒し投入したサンダル、在庫管理精度の向上を図り、テーマ毎に売場編成を見直したグローバルブランドスニーカー、新たなカジュアルラインを投入し、売場での提案を強化した「フワラク」のパンプスは、好調に推移したが、全体としては伸び悩んだ。

■ジーフット(2018年2月期売上高:972億円)
既存店売上高は前年同月比4.4%減、客数3.0%減、客単価1.4%減
全社売上高は3.9%減

出店3、閉店1、4月30日現在で店舗数899店舗。

4月は全国的に気温が高い日が多く、サマー商品についてはナショナルブランドブランドスポーツサンダルを中心に昨年の売上を上回る好調な実績となった。

しかし、関東甲信越・西日本エリアの降雨量の違いによるレイン関連商品及びサンダルを除いた紳士カジュアルの販売が昨年を下回ったことなどがマイナス要因となった。

商品面では、引き続き婦人オフィスパンプスの販売が好調に推移した。リブランディングを行ったコールマンの売上嵩上げなどにより、PB商品の売上及び売上構成比が昨年を上回る実績となった。

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