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日本フードサービス協会/外食産業の5月度売上0.4%増、21か月連続増加

2018年06月26日 10:12 / 月次

日本フードサービス協会が発表した外食産業市場動向調査によると、外食産業の5月度売上状況は、前年同月比0.4%増と21か月連続で前年を上回った。

<売上高と店舗数の伸び率の推移>
売上高と店舗数の伸び率の推移

5月は、ゴールデンウィークの休日が土曜日と重なり短くなったこと、雨天日が多かったことに加え、休祝日や「ハレの日」以外はやや節約傾向が見られ、ゴールデンウィーク明けの客足は弱めに推移した。

一方で高付加価値メニューの堅調や価格改定などで客単価の上昇が続いている。

ファーストフード業態の全体売上は、1.8%増と前年を上回った。

「洋風」は、消費者参加型キャンペーンを展開した店が牽引し、客数が上昇、売上は4.1%増。

「和風」は、定食メニューやトッピング訴求の好調、価格改定で客単価の上昇が続いており、売上1.6%増となった。

「麺類」は、昨年のメディア露出の反動などもあり客数が減少し、売上0.8%減。

「持ち帰り米飯・回転寿司」は、価格が高めの商品投入による客単価上昇が続いており、売上は1.7%増と増収。

「その他」は、「アイスクリーム」が、気温が下がった時期に低調となり、3.8%減と低調だった。

ファミリーレストラン業態の全体売上は1.4%減と前年を下回った。

業種別では、「洋風」は、高付加価値メニューへの支持は引き続きあるものの客数減の影響が大きく、3.1%減とダウン。

「和風」は、連休明けの平日の集客が振るわず3.0%減、「中華」は、引き続き、お客様感謝キャンペーンによる集客増で売上は5.2%増となった。

「焼き肉」は、伸び率が縮小したものの、1.7%と18か月連続して前年を上回った。

パブ・居酒屋業態は、「パブ・ビアホール」は、順次オープンしたビアガーデンが予想外の気温で2.0%減と苦戦した。

「居酒屋」は、引き続き他業態との競争や店舗減少のため、3.7%減と低調だった。

ディナーレストラン業態は、連休明け平日に客数減が見られたものの、大型商業施設への新規出店や客単価に支えられ、1.9%増となった。

喫茶業態は、訴求力のある季節メニューが打ち出せず客数が減少し、売上は1.7%減だった。

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