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ラーメン・カレー・定食/4月売上全8社減少「いきなりステーキ」6割減

2020年05月28日 16:00 / 月次

ラーメン・カレー・定食8社が発表した4月の月次営業情報によると、既存店売上高は丸亀製麺44.7%減、王将フードサービス21.7%減、リンガーハット59.4%減、ハイデイ日高50.7%減、幸楽苑50.0%減、いきなりステーキ62.6%減、壱番屋26.0%減、大戸屋48.4%減と新型コロナウイルス感染拡大の影響で各社前年を大きく下回った。

■トリドールホールディングス(2020年3月期:売上高1564億円)
全業態既存店売上高45.3%減、客数47.4%減、客単価3.9%増。全店の売上高52.4%減。

うち丸亀製麺は売上高44.7%減、客数47.3%減、客単価5.1%増

出店2、退店1、丸亀製麺店舗数845店、全店店舗数1060店。

■王将フードサービス(2020年3月期:855億円)
既存店の売上高47億2400万円(21.7%減)、客数443万3000人(29.4%減)、客単価1066円(11.0%増)

全店の売上高49億1300万円(23.1%減)、客数462万7000人(30.7%減)、客単価1062円(11.1%増)

4月は出店0、退店1、4月末店舗数733店舗

持ち帰り需要の増大に応え、電子レンジでご飯とおかずが一度に温められるお持ち帰り弁当「レンチン シリーズ」 を新発売。デリバリー対応店舗をさらに63店舗追加し、現在、137店舗にて拡大した。

昨年度より取り組んできたEPARKテイクアウトの導入を始めとするテイクアウト売上向上策と顧客の利便性を高めるデリバリー店舗の拡大が功を奏し、テイクアウト売上は前年同月対比約2倍にまで高まった。

■リンガーハット(2020年2月期:472億円)
既存店売上高57.4%減、客数57.3%減、客単価0.3%減

うちリンガーハットは売上高59.4%減、客数58.7%減、客単価1.7%減

浜かつは売上高48.3%減、客数48.0%減、客単価0.6%減

全店売上高57.1%減、客数56.8%減、客単価0.6%減

4月は出店1、退店3、期末店舗数はリンガーハット705、浜かつ99、その他11、合計815店

■ハイデイ日高(2020年2月期:422億円)
既存店売上高50.7%減、客数52.0%減、客単価2.5%増

全店売上高51.1%減、客数52.0%減、客単価2.1%増

出店1、退店1、店舗数442店

■幸楽苑(2019年3月期:売上高412億円)
既存店売上高50.0%減、客数52.1%減、客単価4.3%増、店舗数426店

全店売上高54.2%減、客数56.2%減、客単価4.7%増、店舗数449店

2月より感染拡大した新型コロナウイルスの終息が見えない中、4月3日1都7府県に対し、4月16日には全都道府県に対しても緊急事態宣言が発表されたことを受け、4月度は郊外型直営店363店舗の営業時間を2時間から最大7時間短縮。フードコートの直営店は31店が休業、32店が営業時間を1時間から最大3時間短縮した結果、大きく売り上げが減少した。

■ペッパーフードサービス(2019年12月期:売上高675億円)
ペッパーランチの既存店売上高53.2%減、客数53.6%減、客単価0.9%増。

全店売上高69.4%減、客数70.5%減、客単価3.8%増、国内店舗数189店。

レストラン事業の既存店売上高52.0%減、客数48.3%減、客単価7.2%減。

全店の売上高70.1%減、客数70.8%減、客単価2.5%増、国内店舗数15店。

いきなり!ステーキの既存店売上高62.6%減、客数58.2%減、客単価10.5%減

全店売上高68.5%減、客数64.9%減、客単価10.4%減、国内店舗数425店。

4月は、新型コロナウイルス感染防止のため全店において営業時間短縮または休業措置をとっていた。

■壱番屋(2020年2月期:売上高514億円)
既存店売上高26.0%減、客数26.9%減、客単価1.2%増

全店売上高26.2%減、出店3、退店5、店舗数1480店

客数は、各自治体からの営業自粛要請などによる店舗営業時間の短縮や新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛の影響で大きく落ち込んだ。

■大戸屋(2019年3月期:257億円)
既存店売上高48.4%減、客数49.4%減、客単価1.9%増、店舗数188店。

全店売上高9億8229万円(63.1%減)、店舗数344店。

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