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ラーメン・カレー・定食/9月既存売上休日減・台風など響き8社そろって減

2020年10月29日 15:10 / 月次

ラーメン・カレー・定食8社が発表した9月の月次営業情報によると、既存店売上高は丸亀製麺13.5%減、王将フードサービス5.4%減、リンガーハット23.1%減、ハイデイ日高19.3%減、幸楽苑22.1%減、いきなりステーキ32.9%減、壱番屋10.8%減、大戸屋20.4%減だった。

■トリドールホールディングス(2020年3月期:売上高1564億円)
全業態既存店売上高13.8%減、客数17.6%減、客単価4.6%増。全店の売上高7.4%減。

うち丸亀製麺は売上高13.5%減、客数17.6%減、客単価4.9%増。

9月は開店4、閉店3、丸亀製麺店舗数856店、全店店舗数1062店。

■王将フードサービス(2020年3月期:855億円)
既存店の売上高60億7800万円(5.4%減)、客数590万2000人(11.9%減)、客単価1030円(7.3%増)。

全店の売上高62億6000万円(3.9%減)、客数608万人(10.5%減)、客単価1030円(7.3%増)。

9月は出店1、退店0、9月末店舗数733店舗。

前年同月の直営全店売上伸び率が5.5%増と過去最高売上高を更新しており、ハードルが高かったこと、また前年同月と比べ日曜日が1日少ないという曜日差により、前年同期に届かなかった。

Go To トラベル実施などの政府取り組みと4連休によって外出の増加が見られ、店内飲食が前年同月比で15.0%減と前月に対し3.2ポイントアップに加え、店外売上(持ち帰り・デリバリー)が45%増という高い水準を保っており、売上は回復傾向にあるという。

■リンガーハット(2020年2月期:472億円)
既存店売上高23.1%減、客数21.1%減、客単価2.5%減。

うちリンガーハットは売上高24.5%減、客数22.1%減、客単価3.1%減。

浜かつは売上高16.8%減、客数14.7%減、客単価2.5%減。

全店売上高23.6%減、客数21.5%減、客単価2.7%減。

9月は出店1、退店9、期末店舗数はリンガーハット682、浜かつ97、その他8、合計787店。

■ハイデイ日高(2020年2月期:422億円)
既存店売上高19.3%減、客数21.1%減、客単価2.4%増。

全店売上高18.9%減、客数21.3%減、客単価3.0%増。

出店2、退店1、店舗数441店。

■幸楽苑(2020年3月期:売上高382億円)
既存店売上高22.1%減、客数22.5%減、客単価0.6%増、店舗数423店。

全店売上高28.4%減、客数29.4%減、客単価1.4%増、店舗数445店。

9月の客数は前年同期比22.5%減となり、今期の単月実績では最高の実績となった。

コロナ感染の第2波が継続する厳しい状況の中で、9月27日まで創業66周年幸楽苑「超創業祭」を開催。8月末までに朝定食の販売店舗を353店まで拡大した効果が、9月に現れるなど、客数回復の施策を多面的に実施した。

■ペッパーフードサービス(2019年12月期:売上高675億円)

レストラン事業の既存店売上高13.4%減、客数21.2%減、客単価9.8%増。

全店の売上高22.7%減、客数23.6%減、客単価1.1%増、国内店舗数15店。

いきなり!ステーキの既存店売上高32.9%減、客数25.3%減、客単価10.2%減

全店売上高54.3%減、客数48.7%減、客単価11.0%減、国内店舗数361店。

ペッパーランチ事業を運営するJPの全株式を譲渡する契約を、7月3日付で締結し、8月31日付で完了している。

■壱番屋(2020年2月期:売上高514億円)
既存店売上高10.8%減、客数13.5%減、客単価3.0%増

全店売上高11.0%減、出店8、退店5、店舗数1484店

客数は、新型コロナウイルスの影響に加え、日曜日が1日少ない曜日回りであったことや、九州地方に接近した台風10号の影響などにより、13.5%減だった。

客単価は、店内飲食客数が減少した反面、単価の高い宅配売上の構成比が増加したこと等により、前年比3.0%増となっている。

■大戸屋(2020年3月期:245億円)
既存店売上高20.4%減、客数20.0%減、客単価0.5%減、店舗数273店。

全店売上高19億7514万円(25.7%減)、店舗数319店。

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