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大手百貨店/12月売上高全5社で増、ファッション回復・ブランド商品堅調

2022年01月05日月次

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三越伊勢丹ホールディングス、J.フロントリテイリング、エイチ・ツー・オーリテイリング、高島屋、そごう・西武は1月4日、12月の売上速報を発表した。

三越伊勢丹(首都圏)前年同月比14.0%増、J.フロントリテイリング(百貨店事業合計)12.6%増、エイチ・ツー・オーリテイリング(阪急阪神百貨店全店計)15.9%増、高島屋各店計(国内百貨店子会社含む)9.9%増、そごう・西武10店計5.9%増だった。

■三越伊勢丹HD(2021年3月期売上高:8160億円)
伊勢丹新宿本店店頭前年同月比17.7%増、三越日本橋本店店頭9.0%増、三越銀座店21.3%増などで、三越伊勢丹計14.0%増だった。

札幌丸井三越9.7%増、函館丸井今井3.1%減、仙台三越1.7%増、松山三越4.8%減など、国内グループ百貨店計は5.8%増となり、国内百貨店計は10.5%増となっている。

全国的な新型コロナウイルス感染者数の減少傾向継続で、国内百貨店計の売上前年比は11月と同水準の伸び率となった。日本人顧客の店頭売上は、引き続き国内百貨店計で2018年実績に近づいており、首都圏三越伊勢丹計では同年実績を超えた。

伊勢丹新宿本店・三越日本橋本店では、ホリデーシーズンを迎えた消費意欲の向上から、時計、宝飾、ハンドバッグ、ラグジュアリーブランドといった高付加価値な商品が底堅く推移したという。

また、伊勢丹新宿本店は、防寒ニーズや外出機会の増加から、買い替えや2点目以降の購買などといった需要によって、コート、アクセサリーなどの売れ行きが前年比約1.3倍超と好調だった。

免税売上は、首都圏三越伊勢丹計、国内百貨店計ともに前年実績を上回った。

■J.フロントリテイリング(2021年2月期売上高:7662億円)
大丸松坂屋百貨店合計の売上高は前年同月比12.4%増、博多大丸、高知大丸を含めた百貨店事業の合計売上高は12.6%増だった。

12月度の売上高は、外出機会の増加や前年の新型コロナウイルス感染症第3波影響の反動などにより、売上高・入店客数ともに前年実績を上回り、大丸松坂屋百貨店合計(既存店)では13.6%増、関係百貨店を含めた百貨店事業合計(既存店)では13.7%増となった。

店舗別では、直営13店舗中10店舗と博多大丸、高知大丸が前年実績を超えた。

商品別では、ラグジュアリーブランドや宝飾品が引き続き好調だった。コート、スーツといった重衣料、食料品も健闘し、全てのカテゴリーにおいて前年実績を上回った。

大丸松坂屋百貨店合計の免税売上高は12.0%減(客数12.0%減、客単価0.1%減)となっている。

12月度の大丸松坂屋百貨店の店計売上(法人・本社等の本年・過去実績を除く既存店)は前年比13.2%増、2019年比7.4%減、うち国内売上高(免税売上高の本年・過去実績を除く)は前年比13.3%増、2019年比0.2%増。

2022年の初売りの商況は、1月2日・3日の2日間計で2021年度比41%増(法人・本社等を除く既存店)、2019年度比32%減で推移しているという。

■H2O(2021年3月期売上高:7391億円)
百貨店事業の全社計の売上高は、前年同月比15.9%増となった。内訳は阪急本店23.5%増、阪神梅田本店36.8%増、支店計3.9%増。

都心店を中心に好調で、売上高は2カ月連続で前年比2桁増と伸長した。12月も、阪急・阪神両本店がけん引している。また、売上高前々年比は3%減、内国内売上高は2%増と3カ月連続で国内ベースでは、コロナ前の前々年を上回り、回復傾向が続いている。

建て替え工事が続いている阪神梅田本店の1~9階が、12月8日にフルオープン。高感度で比較的若い客層の来店が目立ち、売上高は前年比約4割増となっている。

クリスマスケーキは売上高前年比9%増、おせち料理は4%増と、前年巣ごもり需要で伸長した実績をさらに上回る好結果となった。

お歳暮ギフトの受注については、店頭受注が苦戦するも、インターネット受注がカバーし、商戦全体ではほぼ前年並み。

阪急本店は、 気温の低下に加え、外出機会の増加に伴いファッションの実需が活発化した。ギフトニーズなど生活者の消費マインドも好転し、売上高前年比は2割増と11月を上回る好結果となった。

すべてのカテゴリーにおいて前年比2桁増の売上高で、中でも婦人ファッションは約3割増と好調。特に、ラグジュアリーブランドのバッグ、宝飾品、時計が伸び、100万円以上の高額品の売上高も前年比4割増だった。

クリスマス商戦は、2021年は当日が土曜日と日回りも良く、直前まで盛り上がりを見せた。シーズンイベントを家庭でゆっくり楽しみたいというニーズが多く、ケーキは、事前予約・当日販売ともに活況で、前年比12%増。前年大きく伸長した売上をさらに伸ばした。おせち料理の予約も8%増と好調に推移した。

売上高前々年比は1%増、内国内売上高は9%増と、3カ月連続で店全体売上がコロナ前の前々年を上回り、回復傾向が続いている。

■高島屋(2021年2月期売上高:6808億円)
高島屋各店計売上高は前年同月比10.2%増、岡山高島屋、岐阜高島屋、高崎高島屋を含めた各店・および国内百貨店子会社計は9.9%増となった。

12月度の店頭売上は、外出機会の増加に加え、前年の年末にかけてコロナウイルスの感染が急拡大したことの反動から、前年実績を上回った。

免税売上は55.2%増、免税を除いた店頭売上は9.5%増だった。

店舗別売上では、立川店以外の店舗は前年実績を超えた。

商品別売上(同社分類による15店舗ベース)では、紳士服・紳士雑貨・婦人服・婦人雑貨・特選衣料雑貨・宝飾・子供情報ホビー・スポーツ・リビング・食料品・食堂が、前年実績を上回った。一方、呉服・美術などが、前年実績を下回っている。

■そごう・西武(2021年2月期売上高:4404億円)
そごう・西武10店の売上高は前年同月比5.9%増(2019年同月比4.5%減)、西武池袋本店は8.6%増(0.9%減)となった。

11月に続き、新型コロナ感染者数の減少を受け、ほぼ全領域が前年売上を確保した。特にプレステージブランドは売上約15%増と高い伸びを示した。衣料品計でも約10%増まで売上を戻したという。

免税売上高は約10%減(2019年同月比約75%減)、客数約10%減(2019年同月比約95%減)となっている。

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