イオンリテール/元日~5日「イオン 超!初売り」開催、売上1割アップ目指す
2024年12月26日 14:48 / 商品
イオンリテールは1月1~5日にかけて、「イオン」「イオンスタイル」など約380店舗とオンラインショップで「イオン 超!初売り」を開催する。年末年始が9連休となる人も多いことから、家族や友人など大人数での消費を見込み、前年比10%増の売り上げを目指す。
12月26日に行われたイオン「初売り準備撮影、初売り企画お披露目会」で、「イオンスタイル板橋」(東京都板橋区)の浅野裕之店長が2025年の初売りの特徴として「長い年末年始の帰省への対応」「節約マインドへの対応」「防災備蓄ニーズへの対応」の3点を挙げた。
「長い年末年始の帰省への対応」として、すき焼き用牛肉や寿司盛り合わせなど家族で楽しめる「ごちそうメニュー」を大容量で販売する。
浅野店長によると、今回は例年に比べて「牛肉3割増、寿司2割増、カニ1割増で品ぞろえを強化する」との方針。
次に「節約マインドへの対応」では、割安感のある商品をラインアップする。
その1つがショッピングカートに商品を詰め合わせた「福カート」。今回は価格が高騰している米を扱う食品福カートのほか、初の取り組みとしてテレビや電子レンジといった家電の福カートも用意する。
食品福カートは、米・調味料・菓子・水などが入って税抜5000円(南関東エリアの例)。家電福カートは100店舗限定で、5000~3万円。
また、衣料品の対象商品から2点以上を組み合わせて30%オフになる「えらべる福袋」や、松竹梅の対象商品から3点を組み合わせて最大50%オフとなる「プレミアム松竹梅セット」企画を実施する(10万円・15万円・20万円の3コース)。
能登半島地震から1年を迎えた「防災備蓄ニーズへの対応」として、帰省のタイミングで実家での防災の備えを想定し、そのまま保管できる防災リュック付きの「ローリングストック福袋」を販売する。水や軽食など7品目・12点入りで2778円。
アウトドアブランド「LOGOS」とコラボしたオリジナル防災リュックは、収納量だけでなくスマートなデザインにもこだわった。
なお、2025年の正月商戦では、「イオンスタイル板橋」の近隣の大型百貨店「西武池袋本店」が元日営業を取りやめる。また、大手スーパーマーケットでも正月3日間を休業する店舗があるため、例年より来店数が増える可能性もありそうだ。
こうした中、「イオンスタイル板橋」ではプロモーションを強化。初めての取り組みとして専門店での購入時に直営店で利用できるクーポンを贈呈する。これにより「期間中に何度も足を運んでもらいたい」と浅野店長。「イオンスタイル板橋」単独では、前年比11%増の売上目標を掲げる。
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