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コンビニ/2月既存店セブン0.5%減、ファミマ2.9%増、ローソン2.3%減

2022年03月11日 10:55 / 月次

コンビニエンスストア各社が発表した2月の営業実績によると、既存店売上高の前年同月比は、セブン-イレブン0.5%減、ファミリーマート2.9%増、ローソン2.3%減、ミニストップ0.1%増となった。

■セブン-イレブン(2021年2月期:チェーン全店売上高4兆8706億円)
既存店売上高は、前年同月比0.5%減、客数4.2%減、客単価3.9%増となった。
チェーン全店売上高0.5%増、店舗数は2万1205店だった。

2月度は、例年よりも気温が低く推移したことや、多くのエリアがまん延防止等重点措置下にあった影響で、週末を中心に外出を控える傾向が増加したことを背景に、既存店売上および客数は前年を下回った。一方で客単価は、来店誘因策として実施したフェアやキャンペーンが好評で、対象商品の複数購入等も目立ったことや、従来のワンストップショッピングの継続から、前年を上回った。

■ファミリーマート(2021年2月期:チェーン全店売上高2兆7643億円)
既存店日商は2.9%増、客数0.3%減、客単価3.2%増。全店売上高1.4%増となった。

店舗数は単体では、出店20店、閉店26店、純減6店、合計1万5646店だった。エリアフランチャイズは、沖縄329店、南九州388店、JR九州リテール206店、合計923店で、国内合計1万6569店となった。

40周年の周年企画「40のいいこと!?」による販促効果に加え、年度最終月の2月も本部、加盟店とがより一体となり施策を実行した。2月はチルド弁当の新商品発売や販促セールのほか、人気ゲームとのタイアップキャンペーンもあり、中食日商や客単価の押し上げにつながった。前年に比べ気温が低く、気温低下に対応した中華まんやカウンターコーヒーの各種施策が功を奏し、FF商品の販売も好調に推移した。

■ローソン(2021年2月期:チェーン全店売上高2兆3497億円)
既存店売上高2.3%減、客数5.8%減、客単価3.8%増。全店売上高0.4%減。
店舗数はグループで、出店18店、閉店90店となり、総店舗数は1万4656店となった。

冷凍食品は、気温が低かった影響により、「うどん」等の温かい食べ物の販売が伸長したことに加え、冷凍デザートの「4種のマカロン」等が売上に寄与した。店内調理サービス「まちかど厨房」は、地域のニーズを取り入れた「ご当地帯広豚丼」が売上をけん引した。

米飯は、定番の「これが弁当」シリーズが継続して好調に推移した。カウンターファストフードは、惣菜としての需要も高い「北海道産きたあかりの牛肉コロッケ」「旨みあふれる牛肉メンチ」等の販売が好調に推移した。

■ミニストップ(2021年2月期:チェーン全店売上高2909億円)
既存店1店1日当たり平均売上高は0.1%増、客数3.1%減、客単価3.3%増となった。全店売上高は1.0%減だった。
店舗数は、出店0店、閉店6店で、期末店舗数は1959店となった。

新型コロナウイルス感染症による厳しい状況が残る中で、ニーズに応え「毎日行きたくなる」に対応するため、好調なポテトやチキンを中心に品揃えを強化した。

コンビニエンス部門は、人気のチャーシュー弁当を価格を維持しグレードアップした「マウンテンチャーシュー弁当」、ボリューム系弁当の「ずっしり極!旨辛マグマチキン弁当」の販売が好調に推移し、常温弁当の売上が前年同月の実績を上回った。

店内加工ファストフード部門は、新発売の「十勝ハッシュドんぶり」「のり塩ハッシュドんぶり」、また期間限定の「バケツクランキーチキン(うま塩味)」などボリュームのある商品の販売が好調に推移し、ポテトやチキンが前年同月の実績を超えた。また、「なめらかプリンパフェ」を新発売したパフェが前年同月の実績を上回った。

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