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大手百貨店/6月は高付加価値商品好調で5社そろって売上前年超え

2022年07月01日月次

三越伊勢丹ホールディングス、J.フロントリテイリング、エイチ・ツー・オーリテイリング、高島屋、そごう・西武は7月1日、6月の売上速報を発表した。

三越伊勢丹(国内百貨店計)前年同月比13.3%増、J.フロントリテイリング(百貨店事業合計)18.7%増、エイチ・ツー・オーリテイリング(阪急阪神百貨店全店計)20.2%増、高島屋各店計(国内百貨店子会社含む)12.3%増、そごう・西武10店計7.2%増だった。

■三越伊勢丹HD(2022年3月期売上高:4183億円)
伊勢丹新宿本店店頭前年同月比18.8%増、三越日本橋本店店頭14.4%増、三越銀座店24.2%増などで、三越伊勢丹計15.6%増だった。

札幌丸井三越23.9%増、函館丸井今井11.6%減、仙台三越2.4%増、名古屋三越3.7%増など、国内グループ百貨店計は9.8%増となり、国内百貨店計は13.3%増となっている。

前年の営業条件の反動などを要因に首都圏三越伊勢丹が中心となって売上をけん引した。特に、伊勢丹新宿本店・三越日本橋本店では2019年の実績を上回り、堅調に推移した。伊勢丹新宿本店・三越日本橋本店では、引き続きラグジュアリーブランドなど高付加価値な商品への購買意欲が高く、宝飾・時計・ハンドバッグ・財布は2019年比でも2ケタ増であった。特に、伊勢丹新宿本店では、ラグジュアリーブランドの限定イベントなどを開催し、限定品や先行品、アイコンアイテムなどが人気を集め、売上をけん引した。また、外出機会の増加や月後半からの気温上昇に伴い、夏物衣料や服飾雑貨も実需購買が伸長した。

免税売上は、首都圏三越伊勢丹計、国内百貨店計ともに前年実績を上回った。

■J.フロントリテイリング(2022年2月期総額売上高:8752億円)
大丸松坂屋百貨店合計の売上高は前年同月比18.8%増、博多大丸、高知大丸を含めた百貨店事業の合計売上高は18.7%増だった。

6月度の売上高は、前年20日までの土曜日・日曜日に一部売場を除き臨時休業としたことによる反動増や、入店客数増加の影響により、大丸松坂屋百貨店合計(既存店)では対前年20.2%増、関係百貨店を含めた百貨店事業合計(既存店)では19.9%増となった。

商品別では、ラグジュアリーブランドや宝飾品が、引き続き、前年およびコロナ禍前の2019年度実績を上回った。大丸松坂屋百貨店合計の免税売上高は対前年95.9%増(客数166.5%増、客単価26.5%減)だった。

■エイチ・ツー・オー リテイリング(H2O)(2022年3月期売上高:5184億円)
百貨店事業の全店計の売上高は、前年同月比20.2%増となった。内訳は阪急本店18.7%増、阪神梅田本店101.0%増、支店計9.4%増。

前年は、月後半まで緊急事態宣言に伴う営業制限をしていた反動もあり、売上高前年比は2割増となった。インバウンドを除く国内売上高の2019年対比は3%増と、コロナ前の水準を上回った。阪神梅田本店における売上高の2019年対比は12%増、インバウンドを除く国内売上高も16%増といずれも2ケタ増となった。

2023年秋の完成に向けて、店舗のリモデルを進める高槻阪急では、10日に大型家電専門店がオープン。地元客を中心に多数の来店があり、売上高も計画を大きく上回った。地域特性に応じた品揃えも人気となった。1日から承り特設会場を開設したお中元ギフトは、特に阪急・阪神両本店にて、コロナの落ち着きにより店頭での承りが売上高前年比2ケタ増で回復し、順調に推移している。

■高島屋(2022年2月期営業収益:7611億円)
高島屋各店計売上高は前年同月比13.5%増、岡山高島屋、岐阜高島屋、高崎高島屋を含めた各店・および国内百貨店子会社計は12.3%増(2019年同月比5.3%減)となった。

6月度の店頭売上は、前年度の一部店舗における生活必需品売場を除いた休業の反動や、外出機会の増加による消費行動の活性化に加え、高額品が引き続き好調に推移したことから、前年実績を上回った。

免税売上は73.1%増(2019年同月比72.0%減)、免税を除いた店頭売上は11.5%増(2019年同月比0.5%減)だった。

店舗別売上では、大阪店、京都店、日本橋店、横浜店、新宿店、玉川店、立川店、大宮店、柏店、岡山店、高崎店が前年実績を超えた。新宿店は大口計上があり51.0%増となった。岐阜店は大口計上の反動により前年を下回った。

商品別売上(自社分類による15店舗ベース)では、紳士服、紳士雑貨、婦人服、婦人雑貨、特選、宝飾品、呉服、スポーツ、美術、食料品などが前年実績を上回った。

■そごう・西武(2022年2月期営業収益:4568億円)
そごう・西武10店の売上高は前年同月比7.2%増(2019年同月比15.4%減)、西武池袋本店は9.0%増(同12.4%減)となった。6月売上は全店計で9カ月連続で前年伸長した。ほぼ全領域で前年を超えて推移した。

高級雑貨が約20%増、プレステージブランドが約30%増と引き続き全体をけん引した。衣料品計でも約10%増まで復調した。梅雨明け以降は日傘、帽子など猛暑対策商品が動き、婦人雑貨も約5%増まで売上が伸長した。

免税売上高は約55%減(2019年同月比約80%減)、客数約10%増(同約90%減)となっている。

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