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トーハン/書店店頭にWEBマンガアプリ棚を新設

2017年09月15日 14:00 / 店舗

トーハンは9月中旬から、全国約500書店で、WEBマンガアプリと連動した棚をコミック売場に新設する。

WEBマンガアプリは、出版社系とIT企業系に大別できるが、IT企業系から生まれたコンテンツについては、単行本化した際の紙のコミックスの販売において、既存のコミック売場では棚が確保できていないため、読者が購入しにくい、という現象が発生していた。

今回の施策では、多くの読者からの支持を得ている「comico」「GANMA!」「LINEマンガ」「pixivコミック」の4つのアプリと連動した棚を出版社の枠を超えて新設することで、読者がWEBマンガアプリをきっかけに出会った作品を、書店で購入しやすい店頭づくりを目指す。

参加書店には、商品とあわせて、各アプリのサービスアイコンが明示された売場告知用のパネル、各アプリ別の棚プレートを用意する。

あわせて、店頭展開提案書も送付し、WEBマンガアプリ発のコミックスについて、そろえるべき商品を確実に読者に届けられる陳列方法とともに、提案する。

今後、2か月おきにメンテナンスを実施することで、常設棚として定期的にアップデートする。

トーハンが開催する書店とのコミック販売勉強会などを通して、「スマホの画面を見せて、商品の在庫を問い合わせる読者が増えた」との声が多く寄せられたことが、今回の課題解決型施策の実現のきっかけとなった。

今後も、ネットと店頭を融合させたサービスの認知拡大・関連商品の売上拡大を目指す。

2012年から2013年にかけて、スマートフォンの普及と連動してWEBマンガアプリが登場したのをきっかけに、読者がマンガ作品に触れる入口としてのWEBマンガアプリの重要性は、年々高まっている。

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