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高島屋/来秋、日本橋に売場面積6.6万m2のショッピングセンター

2017年10月11日 18:00 / 店舗

高島屋は10月10日、日本橋高島屋を核とした新・都市型ショッピングセンター「日本橋高島屋S.C.」を2018年9月に、オープンすると発表した。

<日本橋高島屋S.C.>
日本橋高島屋S.C.

高島屋日本橋店に隣接して専門店エリアを新設・増床し、東京の中心に百貨店を核とした売場面積約6万6000m2の商業施設を構成する。

<施設配置図>
施設配置図

日本橋高島屋S.C.は、日本初の重要文化財である「本館(日本橋高島屋)」を残しながら、中央通り側の開発地区(C街区)の低層部「新館(地下1階~7階)」、2018年春に先行開業する昭和通り側の開発街区(A街区)の低層部「東館(4、5階)」に、2015年に開業した「ウオッチメゾン」を加えた4館で構成する。

本館と新館、本館と東館は各々2本の連絡ブリッジと地下道で接続する。

日本橋二丁目地区市街地再開発組合の一員として、「日本橋二丁目地区第一種市街地再開発事業」を推進する一環で、グループが推移する「まちづくり戦略」を象徴する事業となる。

<日本橋高島屋S.C.外観イメージ>
日本橋高島屋S.C.外観イメージ

新館、東館、ガレリア専門店(本館側面)からなる、新設の専門店エリアは、「玉川高島屋S・C」などの実績を持つグループ会社東神開発がテナントリーシングと管理運営をすることで、従来の百貨店に新しい魅力を付加した商業施設を構築する。

ショッピングセンター全体のコンセプトは、「美しい暮らしスタイル」を発信する店で、「暮らしの提案」を、時代性を加味しながら更に磨き上げ日本橋高島屋S.C.から発信することで、人々に暮らしの潤いと彩りを添える「美しい暮らし」を実現することを目指す。

新館のコンセプトは、「日本橋生活者」のための場の提供で、日本橋という街を生活の拠点とし、暮らしを慈しみ楽しむ人々「日本橋生活者」が、職場でも家でもない居心地のよいスペースとして思い思いの時間を過ごせる場所を提供する。

想定ターゲットは、全国から来店する高島屋日本橋店の既存顧客、増加傾向にある近隣商圏のオフィスワーカーや居住者、日本橋地区全体で流入が増加している国内外の旅行者とした。

<日本橋ガレリア(仮称)イメージ>
日本橋ガレリア(仮称)イメージ

本館と新館の間にある区道284号線は地域のにぎわい核の創出に向けた取り組みとして都市計画により歩行者専用道路となる。

道路上空には地域の象徴にもなる「大屋根」を設置し、ガレリア空間を形成する。区道沿線を路面店舗化して界隈性を高める。

<地下区道・本館百貨店側イメージ>
地下区道・本館百貨店側イメージ

都市計画では、狭隘な東京メトロ銀座線のコンコース拡幅のために地下広場を設ける。

新館と本館の間の地下空間には新たに地下区道を設置、銀座線コンコースから東館の地下を経由して都営日本橋駐車場に至る地下歩行者ネットワークを整備する。

これに伴い、本館の地下鉄口玄関を移設し、ユニバーサルデザインの玄関へ更新する。

<屋上庭園のイメージ>

本館屋上と新館・東館の基壇部屋上を合わせ、約6000m2の都内では最大級となる屋上庭園「日本橋グリーンテラス」を設置する。

来店客のみならず、ビル高層部オフィスのワーカーや、周辺の住民も利用できるオープンスペースとし、さまざまなイベントも実施し、日本橋地区の賑わいに寄与する。

新館、東館の地下には駐車場を設け、利便性の高い駐車場サービスを提供する。

本館東側地上部分に車寄せを設け(2019年春完成予定)、VIP車輌の出迎え、タクシーの乗降などを敷地内で実施することで、お客の利便性向上と周辺の道路環境改善に努める。

施設概要
施設概要

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