ドラッグイレブン/茅場町に東京2号店、コンビニ競合で食品を絞り込み
2018年01月25日 15:55 / 店舗
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JR九州ドラッグイレブンは1月25日、東京メトロ「茅場町駅」前に、「ドラッグイレブン茅場町店」をオープンした。
同社は2017年7月に、東京メトロ銀座線京橋駅前に、東京初出店となる「ドラッグイレブン京橋店」をオープンし東京進出を果たした。
3年で都内10店体制を目指しており、計画どおりに2号店を出店した。
茅場町店は、セブン-イレブンが隣接していることから、1号店よりも食料品の取り扱いを縮小した。
京橋店では販売していた牛乳などの乳製品やパンといった食品の品ぞろえを縮小し、菓子と飲料を中心に展開する。
一方で、京橋店よりも茅場町店の方が、近隣住民の比率が高いことから、家庭用洗剤などの生活用品の品ぞろえを強化した。
ペットを飼っているお客も多いことから、ペットフードを中心にペット用品も販売する。
3月には、東京の店舗では初めてとなる調剤薬局も併設する予定で、ドラッグストアとしての専門性を高める。
京橋店と同様に、駅周辺で働くオフィスワーカーやOLをメインターゲットととらえた。働く女性を意識し、壁目には、ボディソープや乳液などのスキンケア用品を集積した。
化粧品はセルフ方式で購入できるバラエティー化粧品を中心に展開するが、自社の美容部員を常駐させた。
美容部員による、カウンセリング販売を行うことで、働く女性をサポートする。
オリジナル商品のDNACLAIRをコーナー展開することで、品ぞろえで他社との差別化を図る。
カウンセリング販売では、お昼休みや帰宅時に利用する女性が多く、目元のみ、唇のみ、ベースメイクのみなど、部分的な化粧品の相談に対応することで、短時間でも気軽に相談できる工夫をしているという。
医薬品は、レジ後方の壁面に集約することで、薬剤師の不在時の薬の販売を防ぐとともに、薬以外の商品のスペースを拡大している。
茅場町店は、ドコモショップの跡地に出店した店舗で、売場面積は、ドラッグストア約180m2、調剤薬局約28m2となっている。
狭い売場面積でも品そろえを確保するために店舗中央からハイゴンドラを導入し、8200SKUを販売する。
京橋店は2フロアの店舗だったが、茅場町店はワンフロアで医薬品、化粧品、日用品、食品を販売するため、店舗の利便性が向上した。
1月31日には、東京シティエアターミナルに東京3号店となる「T-CAT店」をオープンし、都内3店体制となる予定だ。
京橋店の売上は、認知度の課題もあり計画に届いていないが、まずは都内10店体制を築き、認知度と売上を向上させていきたいという。
店舗概要
所在地:東京都中央区日本橋茅場町1-8-3
郵船茅場町ビル1階
TEL:03-5847-3333
営業時間:平日8時~22時、土日祝9時~21時
売場面積:約208m2(ドラッグストア約180m2、調剤薬局約28m2)
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