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ベイシア、カインズ/目標年商50億円、前橋市に新業態「くみまちモール」

ベイシアグループのカインズとベイシアは6月27日、群馬県前橋市小島田に、グループ初となるコンセプト共通型の商業施設「くみまちモールこじまた」をオープンする。

<くみまちモールこじまた>
くみまちモールこじまた

くみまちモールの「くむ」は「組む」、「まち」は「街」に由来する。単独店舗だけでは提供できない新たな価値を、小売店が組むことによって提供することを目的とした、新たなコンセプトモール。

また、お客がワークショップで来店したり、顧客でもある地域の農業者が出店するなどの取り組みや、お客であるDIY上級者が初心者のお客にDIYを教えるといった取り組みを狙う。

<スギ薬局、セリアも出店>
スギ薬局、セリアも出店

敷地面積約4万3683m2に、カインズ、ベイシア、地元ベーカリー&カフェ「パーネデリシア」、スギ薬局、100円ショップセリアが出店する。

モール全体の目標年商は50億円、うちカインズ20億円、ベイシア26億円とした。

<地元ベーカリー&カフェ「パーネデリシア」>
地元ベーカリー&カフェ「パーネデリシア」

ベイシアグループ創業60周年、カインズ設立30周年を来年に控えたグループ連携の取り組みで、カインズ、ベイシアで共同プロジェクトを立ち上げてモールを開発した。

地域の身近で便利な「くらしの拠点」として、ベイシアグループならではの特徴を活かして、地域貢献度を高めることを目指す。

<土屋社長と橋本社長>
土屋社長と橋本社長

カインズの土屋裕雅社長は、「最近のカインズの新店でさまざまなコンセプトの業態に取り組んでおり、成功した取り組みを集積した店舗となる。プロ向けの新しい商品など、新しい商品も導入しており、いままでにないカインズを作って次の31年目につなげていきたい」とあいさつした。

ベイシアの橋本浩英社長は、「前橋に拠点をもつ企業として、前橋市内で10店目となる店舗。マーケットシェアを高める上で前橋東部の自社の空白エリアに出店できたことが意義がある。節目の年に新しい取り組みをするために、3月くらいから、新しいコンセプトの店づくりをしてきた。客数の最大化をテーマにリピート客を増やし、10代、20代といった若年層の取り込みを図る取り組みをした」とあいさつした。

<カインズの入口>
カインズの入口

カインズでは、「自分ではうまくできなかった暮らしに関わるさまざまなことが、想像していなかった方法や視点で変えることができる」ということに気づかされる店舗をコンセプトとした。

店内を、デザインを深める「クリエイティブデザイン」、緑のあるくらしを知る「ライブグリーン」、住まいをクリエイトする「ホームクリエーション」、好きなことを極める「スパイスオブライフ」、毎日をスマートにする「ベーシックライフスタイルデザイン」、住と食を創造するプロをサポートする「プロフェッショナル・サポート」の6つのゾーンを展開する。

<カフェ&ガーデンコーナー>
カフェ&ガーデンコーナー

くみまちモールこじまたで始めた新たな取り組みとして、テナントとして出店する地元ベーカリー&カフェ「パーネデリシア」に、カインズカード会員が無料で利用できるドッグランを設置した。

ドッグランのほか、カインズのエクステリア提案売場も併設しペットと過ごす時間を、より有意義にする自分の時間を楽しむ場を提供する。

<ドッグラン「わんわん広場」>
ドッグラン「わんわん広場」

ベイシアは、「料理のお助け的な商材を超える、イメージしていなかった楽しい食事、おいしい食べ物、知らなかった食べ方など、普段の食を超えるプラスアルファのコンテンツやアイディア、ヒントなどがあちらこちらにちりばめられている」をコンセプトにした。

<ベイシアの入口>
ベイシアの入口

食べることが楽しめる空間として、店舗入口に店内57席、テラス12席のイートインスペースを有するフルーツ&ベーカリー「HanaCafe(ハナカフェ)」を設置した。

店内で販売する商品を素材とした彩鮮やかなランチプレート、旬のフルーツを使用したスムージー、ジェラート、ベーカリー、フルーツサンドなどを提供する。

<ハナカフェ>

気軽に立ち寄れるスペースを設けることで、10代、20代といったこれまでベイシアが取り込めていない若年層の来店を促す。

惣菜では、肉惣菜、魚惣菜、サラダ、中華惣菜を集合展開したほか、できたて、焼きたてに出会える売場を提案する。自家製ジェラート、オーダーできる惣菜、肉惣菜、魚惣菜などできあがり時間を売場で表示し、できたての商品を購入しやすくする工夫をした。

<くみまちモール出店店舗>
くみまちモール出店店舗

カインズの開催するワークショップにベイシアの商品を使用する、逆に、ベイシアが開催するワークショップにカインズの商品を使用するといったコラボレーションを予定している。

また、構想段階だが、100円ショップのセリアの商品を用いたDIYをカインズで実施するといった取り組みも検討している。

今後の「くみまちモール」の出店について、土屋社長は、「現在、カインズがディベロッパーとして開発しているが、カインズ以外の事業主体が開発できる仕組みを検討している。小売業同士が組むというコンセプトのモールは、今後も開発する。2号店は未定だが、埼玉県新座市で開発するモールを、このコンセプトにするのかを検討している」と語った。

施設概要
所在地:群馬県前橋市小島田町136
敷地面積:モール合計約4万3683m2
駐車場台数:643台(カインズ側421台、ベイシア側222台)

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