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日本橋兜町7地区開発計画/2023年オフィス・商業の複合施設「カブトワン」

2019年05月22日 16:10 / 店舗

平和不動産、山種不動産、ちばぎん証券の3社は5月21日、東京都中央区日本橋兜町7番で、事業を推進している「(仮称)日本橋兜町7地区開発計画」の建物名称を「KABUTO ONE(カブトワン)」に決定した。

<カブトワンの低層部外観>
カブトワンの低層部外観

事業は、東京メトロ東西線・日比谷線「茅場町」駅直結という交通利便性の優れた立地特性を活かし、オフィス・店舗・金融貢献施設(ホール・カンファレンス、ライブラリー・ラウンジ)などで構成する複合施設を開発するもの。

5月1日に新築工事着工し、2021年6月に部分竣工、2021年7月に、建物地上部分と駐車場の仮使用を開始、2022年6月に、東京メトロ「茅場町」駅との接続通路開通と建物地下1階部分を含めた全体建物の仮使用を開始する、2023年2月に工事を完了する予定だ。

<施設所在地>
施設所在地

地下1階・地上1階には飲食店舗を中心とした店舗を整備し、地域の賑わい創出に貢献する。地上2階にはオフィスエントランスとオフィスを計画する。

金融貢献施設である地上3階には投資家と企業との対話交流促進拠点となるライブラリー・ラウンジ、4階には株主総会・IR説明会などに対応するホール(約460m2、天井高約8m、500人規模)と複数のカンファレンスを整備する。

地上6階から15階は茅場町駅エリアで最大級の約1898m2(約574坪)の基準階専有面積となるオフィスを計画する。

<建物計画断面図>
建物計画断面図

外装デザインは、高さ100尺(約31m)の位置に表情線を描き、大手町・日本橋から兜町に連なる金融軸として連続性を表現し、永代通り沿いの魅力的な都市景観に貢献する。

四つの街区を再編・統合することにより、貫通通路や歩道状空地などのオープンスペースを整備し、歩行者回遊性の向上と賑わい創出に貢献する。

整備予定の地下接続通路を通じて、東京メトロ東西線・日比谷線「茅場町」駅に直結し、事業の位置する日本橋兜町北側エリアでは現在整備されていない「茅場町」駅と地上間のバリアフリー動線を新たに確保、快適で円滑な歩行者ネットワークを実現する。

<カブトワンの外観イメージ>
カブトワンの外観イメージ

兜町は、江戸期から日本経済の中心として栄え、世界有数の経済圏への成長した日本経済のまさに心臓として躍動し続けてきた。

「KABUTO ONE」という名称には、「これまでも、これからも、兜町が日本経済において不変の始まりの地=基点であり続ける」という想いを託した。

計画概要
所在地:東京都中央区日本橋兜町7番
交通:東京メトロ東西線・日比谷線「茅場町」駅直結
主要用途:事務所、店舗、集会場、貸会議室、駐車場
階数:地上15階、地下2階、搭屋2階
構造:地上S造、地下SRC造(一部S造)中間層免震構造
敷地面積:約3345m2
延床面積:約3万9170m2
オフィス基準階専有面積:約1898m2
事業者:平和不動産、山種不動産、ちばぎん証券
設計監理(意匠・設備):三菱地所設計
設計監理(構造):大林組
施工:大林組

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