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大丸松坂屋百貨店/「下関大丸」美・食・遊テーマに来春刷新

2019年12月20日 15:20 / 店舗

大丸松坂屋百貨店は12月19日、山口県下関市の「下関大丸」を2020年3月中旬リニューアルオープンすると発表した。

<6階に地域に着目した編集型ショップ>
6階に地域に着目した編集型ショップ

2002年秋以来18年ぶりの全館リニューアルとなる。大丸松坂屋百貨店の直営店として一新し、取引先様との交渉力やスケールメリットを生かしたバイイング力により魅力的な店づくりを実現。クレジットカード、スマートフォンのアプリなどを共通化させることにより、買物のメリット、幅広い情報・サービスを充実させる。

新生大丸下関店のストアコンセプトは、「観光客・地元3世代が共に楽しめる、『美・食・遊』に満ちたお店」。「衣・食・住」から「美・食・遊」へと変化するマーケットへと対応する。

ミセス、アクティブなシニア層のみならず、3世代ファミリーに利用してもらえるだけでなく、下関市を訪れる年間700万人もの国内外観光客も楽しめる店を目指し、幅広いターゲットに再設定。地方郊外百貨店の新たなプロトタイプを目指す。

食品、雑貨、化粧品の強化を推進。大丸と東急ハンズの地方再発見の新業態、最新型レイアウトのニトリなど専門店、地域に着目した編集型ショップなどもそろう。

地下1階は、人気のスィーツから惣菜をはじめデパ地下ならではのラインナップに加え、中央イベントゾーンでは人気の商品やショップが週変わりで出店する。

1階は、婦人雑貨と化粧品の充実に加え、ビューティ&雑貨特化型の大型ショップを導入することで、デイリー性も高めた。

2階では、ニューファミリー向けファッションを拡充し、レディース&メンズのコンバインショップやメンズキャラクターショップを強化した。

3階は、館内に点在していた婦人服・紳士服を再編集し、百貨店のオーセンティックなファッションフロアとしてゾーニングした。

4階には、大丸と東急ハンズとで「地方創生」に新たにチャレンジするコンセプトフロアを開設。5階は、山口県初の最新型レイアウトのニトリを5階ワンフロア全面(約2600m2)に導入する。

6階は、観光客など広域からの来街者に向け、エリア特有の資源にフォーカスし、編集・提案する「KANMON U.W.(カンモン ユー.ダブリュー.)」(689m2)、期間限定の催事・イベントを開催する「地域貢献ホール(仮称)」をオープンする。

UWは、国際信号旗で、入港時「ようこそ歓迎」、出港時「よい旅を祈る」の意味。

7階は、各階で強化するヘルス&ビューティのマーケット対応の一環として、リアル店舗ならではの施術系の体験型サービスのショップが4月に出店する予定だ。

下関大丸の屋号は2020年3月1日から「大丸下関店」に変更する。

■下関大丸
所在地:山口県下関市竹崎町4-4-10
工事区画面積:8330m2(全館売場面積:2万3900m2)

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