丸井グループ/食の未来ファンドへ出資、食の社会的課題の解決支援
2020年10月02日 10:30 / 店舗
丸井グループは10月1日、フードテック特化型ファンド「食の未来ファンド」(運営会社:kemuri ventures)へ出資したと発表した。
共創投資における「食」領域の取り組み拡大やスタートアップ企業の成長を支援し、本業とのシナジーをさらに加速する。
10月1日に設立した「食の未来1号投資事業有限責任組合」に出資。運用期間は、2020年10月~2030年9月で、主な投資対象は、フードテック領域のスタートアップ企業となっている。
丸井グループは、ファンドへの出資により、「サステナブルな世界を次世代に(SDGs)」「食ビジネスを日本の基幹産業に」「明るい未来を創ることにチャレンジする起業家を応援」「スタートアップ企業との共創による企業変革」「食ビジネスの人材不足を解消」といった「食」ビジネスの社会的課題を解決したいと考えている。
共通のミッションをもとに、新しい「食」の可能性にチャレンジする起業家を支え、食文化・食ビジネスの未来を共に創ろうと考えているという。
今後は、年間2億人が来店するマルイ店舗や700万人を超えるエポスカード会員といった、丸井グループのリソースを活用して、食文化・食ビジネスの発展に向けた取り組み
を拡大する。
「食」は、日本の基幹産業かつ世界的な成長市場であり、多様な文化の象徴となっている。しかし、DX化の遅れや人材不足、将来の地球・次世代と共存する食の選択肢拡大など、解決すべき多くの課題も抱えており、今は「食」ビジネスの大きな「転換期」であると考えている。
米国の投資会社によれば、フードテックのスタートアップ投資額は年々増加しており、2019年の総投資額は150億ドル(約1兆6,000億円)米と、5年前の約5倍にまで成長している。将来、フードテックの市場規模は、全世界で700兆円まで拡大すると言われているという。
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