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蔦屋書店/2020年の書籍・雑誌販売額1427億円で過去最高に

2021年01月28日店舗

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蔦屋書店(TSUTAYA)は1月21日、2020年の国内書籍・雑誌販売額が1427億円となり、過去最高額を更新したと発表した。

2020年の年間販売総額が過去最高を更新した背景として、新店舗のオープンや、TSUTAYA BOOK NETWORK(TBN)への新規加盟、「TSUTAYAコミック大賞」や「TSUTAYAえほん大賞」など独自企画による商品のオススメ、さらにオリジナル商品の展開などがあるという。

TBNとは、「TSUTAYA」「蔦屋書店」店舗チェーンの中で、主に書籍・雑誌販売のフランチャイズとして展開するネットワークの総称。

<六本木 蔦屋書店>
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2020年は、書店を展開するTSUTAYA・蔦屋書店の新規オープンと新規加盟により合計34店舗(海外含まず)の新店舗が誕生した。

「蔦屋書店」では、「奈良 蔦屋書店」をオープンしたほか、2003年にBOOK&CAFEの先駆けとして開業した「TSUTAYA TOKYO ROPPONGI」を「六本木 蔦屋書店」としてリニューアルした。

<奈良 蔦屋書店>
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「TSUTAYA BOOKSTORE」においては、TBNに新規加盟した企業による出店が進んだ。2018年に加盟した島忠とともに「ホームリビング」をテーマに展開する店舗の2店舗目として、「TSUTAYA BOOKSTOREホームズ尼崎店」をオープンした。

また、2020年に加盟したスコーレとともに、青森県初のTSUTAYA BOOKSTOREとし「TSUTAYA BOOKSTORE HIRORO」を、コシダカプロダクツとともに、前橋駅前再開発の起点として「TSUTAYA BOOKSTOREアクエル前橋」をオープンするなど、本や雑誌から広がるさまざまなライフスタイルを、店舗ごとに特色ある形で提案し、地域のコミュニティ拠点となることを目指した。

さらに、1872年に創業し、静岡県を中心に展開する書店「谷島屋」がTBNに加盟した。これにより、TSUTAYAのもつデータベースマーケティング力や独自の企画力と、谷島屋の長年にわたる書店運営のノウハウを掛け合わせた、より提案性の高い店舗づくりを行っている。

<TSUTAYA BOOKSTOREホームズ尼崎店>
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2020年の書籍・雑誌全体の既存店前年比は10%増を達成した。「コミック」ジャンルは、既存店38%増、さらに2020年の大ヒット作品となった『鬼滅の刃』(作者: 吾峠呼世晴/出版社:集英社)を除いての既存店は15.8%増となった。

その背景には、2016年から実施する「みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞2020」で大賞に選出された『SPY FAMILY』(作者:遠藤達也/出版社:集英社)をTSUTAYAイチオシコミックとして全国店舗で大々的に展開し、受賞発表前後比の売上が47.5%増になるなど、独自企画による商品のオススメを強化した取り組みもある。

<コミック大賞のディスプレイ>
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「えほん・児童書」ジャンルは、既存店8%増となった。「キッズエリア」を併設する店舗リニューアルの推進により、居心地良く、ゆっくりと子どもと本を選べる店舗づくりを行った。

さらに、初となる「TSUTAYAえほん大賞」を実施し、1位『パンどろぼう』(作者:柴田ケイコ/出版社:KADOKAWA)をはじめとする入賞作品11作品の、受賞発表後2か月(2020年11月/12月)の累計売上数は約9万5000部となるなど、ロングセラー作品の好まれる絵本作品において、新たな作品をお客に提案し、好評となった。

<えほん大賞>
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「書籍」ジャンルは、既存店5%増となった。その取り組みとして、TSUTAYAや蔦屋書店でしか購入できないオリジナル商品の展開を強化した。

2020年には、作家 東野圭吾の描き下ろし長編ミステリー『ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人』(作者:東野圭吾/出版社:光文社)において、通常版のカバーの上に色違いとなるTSUTAYA限定版カラーカバーを施した「Wカバー版」を発売したところ、直近2作品と比較した累計売上数が30%増となりお客の支持を得た。

また、2016年から取り組んでいる、TSUTAYA書店員が、お客に手にとってもらいたい、本当に面白いと自信を持ってオススメできる作品をプロデュースする「TSUTAYA文庫」作品が、2020年3月には発表作品100作品、累計発行部数300万部を突破した。

今後は、オリジナル商品やプロデュース作品の強化に加え、「これからの書籍・漫画業界を担う次世代作家を支援する」ことを目的に、『次世代作家 文芸賞』を設立し、作家の執筆環境~全国販売を総合的にサポートし、新たな才能の発掘にも注力する。

<次世代作家 文芸賞>
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TSUTAYAは、全国各地への書店の出店や、地域に根差した店舗づくりに加え、「出版流通改革」を掲げ、縮小する市場において、各出版社が多種多様な出版物を発行し続け、それらを、書店を通じて多くのお客に届け続けることを目指す。

そのために、出版業界に携わるすべてのステークホルダーにおいて、最適な利益を創出するため、雑誌・書籍の買切や、独自開発によるAI(人工知能)を取り入れた発注などによる返品率削減に取り組んでいる。

今後も、「出版流通改革」に取り組むとともに、より多くのお客に書店での「時間」を楽しんでもらえるような「生活提案の場」としての書店の全国各地における出店を拡大し、独自のデータベースマーケティングと企画力によって、お客に良質な作品との出会いを創出し続け、出版文化の継承に貢献するという。

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