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大阪ガス都市開発/京都にオフィス・商業複合施設「KRP10号館」

2021年03月16日 14:20 / 店舗

大阪ガス都市開発は3月15日、京都リサーチパークが運営する京都リサーチパーク地区(以下:KRP地区)において開発を進めてきた「KRP10号館」を竣工したと発表した。

<KRP10号館>
KRP10号館

「KRP10号館」は、1階から7階のオフィススペース、1階北側五条通沿いのフードエリア、地下駐車場(86台)で構成され、京都ゆかりのデザインを採用した複合施設。1階フードエリアに新たな交流の舞台となる「GOCONC(ゴコンク)」をオープン、「魅力的な交流の舞台」を提供する。

<エントランス>
エントランス

1989年に開設したKRP地区は、新事業・研究開発などのイノベーションに向けた挑戦を行う場としてオフィスなどが集積している。KRP10号館のオフィススペースは竣工時点で満室稼働となり、KRP地区は貸床面積約9万3000m2、就業者数は6400人を超える産業集積地に成長している。

1階フードエリアは4月28日グランドオープン。KRP地区就業者のランチニーズに対応し、無料で利用できるイベントスペース、1時間単位でWeb予約可能なパーソナルブース・ミーティングルームもそろう。

KRPが運営に関わるフードサロン「GOCONC(ゴコンク)」とKRホールディングスが運営する「かごのや」の2店舗が出店。建物南側にはフードトラックが複数台出店する計画だ。

<GOCONCイメージ>
GOCONCイメージ

「GOCONC(ゴコンク)」のコンセプトは駅のコンコース。「人々が集まる場所」を意味する語である「Concourse」はラテン語で「混ざる・一つになる」という意味をもつ「concursus」などを語源としている。食事やお茶を目的に来た人が、偶然目にしたイベントに触発され、新たな交流が生まれるフードサロンを目指す。

飲食は、朝・昼・夜のシーン別にメニューを用意。イベントスペース・機材もレンタルできる。

なお、京都市内では10年ぶりとなる大規模賃貸オフィスビルの供給となる(CBREが調査する京都市内において、基準階面積300坪または延床面積1万坪以上の新耐震基準に準拠した新築賃貸オフィスビルの竣工は10年ぶり、CBRE調べ)。

<通り庭に見立てたデザイン>
通り庭に見立てたデザイン

内装は、京都の街並み、町家、茶室などの空間構成、美意識に倣い、陰影や空間の奥行きを生かすデザインとしている。東西に通り抜けができるエントランスホールを町家の「通り庭」と見立て、中央エリアにトップライトから光が降り注ぐ光庭を設えた。

■1階フードエリア
GOCONC
営業時間:8時~23時
https://www.krp.co.jp/goconc/

かごのや
営業時間:11時~22時
https://kagonoya.food-kr.com/

■KRP10号館
所在:京都市下京区中堂寺粟田町91番地
アクセス:JR嵯峨野線「丹波口」駅 西へ徒歩5分
敷地面積:3万8462.88m2(KRP地区西地区全体)
建築面積:4624.04m2
延床面積:3万4219.21m2
用途:事務所(1~7階)、店舗(1階)、駐車場(地下1階)
階数:地上7階、地下1階
構造:鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
設計:日建設計
施工:大林組
着工:2019年7月1日
竣工:2021年2月26日

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