JR西日本不動産開発ヤサカビル／京都市に開業、ライフとリッチモンドホテル出店

2021年09月07日 15:20 ／店舗

彌榮自動車とJR西日本不動産開発は9月6日、彌榮自動車が所有する京都市下京区の土地においてスーパーマーケットとホテルをテナントとした複合施設「JR西日本不動産開発ヤサカビル」が完成したと発表した。

＜JR西日本不動産開発ヤサカビル＞

大正時代に初めて京都でハイヤーを走らせた現在の彌榮自動車（ヤサカタクシー）が会社設立当時から所有する事業地に、両社が共同プロジェクトとして複合施設を計画した。京都市中心部の交通利便性の高いエリアに位置する。

京都観光やビジネスのニーズに対応できる国内・海外問わず顧客満足度の高いハイグレードな宿泊主体型ホテル「リッチモンドホテルプレミア京都四条」が上層階にオープン。低層階には、周辺に数少ない総菜や生鮮三品を取り扱うライフを誘致した。「ライフ四条烏丸店」は9月15日、「リッチモンドホテルプレミア京都四条」は2022年3月上旬開業予定となっている。

「ライフ四条烏丸店」周辺はオフィス・ホテル・マンション・戸建住宅が密集し、単身世帯・オフィスが多いことから、時短・簡便商品、小量目から用意するライフ自慢の惣菜を種類豊富に販売する。地元住民、観光客にも楽しんでもらえるよう、京野菜・漬物・地酒など「京都自慢のおいしさ」もそろう。

四条通に面した建物の外観は、祇園祭の山鉾町で屏風祭などが行われる地域性を取り入れ、「ガラスの屏風」をイメージした先進的なデザインを採用した。

＜季節のうつろいを感じられる庭園＞

また、ホテルのロビー（施設の3階）には、見る角度、眺める場所により、季節のうつろいを感じられる庭園、植治次期十二代小川勝章氏監修による「十緑十色（じゅうりょくといろ）」を配置した。全面ガラスとし、エレベーターホールから出てすぐに約60mの奥行きの庭園が一望でき、ホテルのロビーに訪れた瞬間から来訪者に非日常的な空間に誘う設計とした。

さらに、施設2階駐車場には、ホテルやスーパーマーケット利用者向けのタクシー専用レーンを設けている。利用に応じてヤサカタクシーコールセンターが、タクシーを速やかに配車する。エレベーター直結で、身体の不自由な人、高齢者、子ども連れのなどに安心してタクシーに乗車できるよう配慮した。

ともに「クローバー」をシンボルマークとしているライフと彌榮自動車は、ライフオリジナルキャラクター「ララピー」と四つ葉のクローバーをデザインした子ども向けの特別仕様車を期間限定運行。子育て世代のウィズコロナの新たな生活スタイルとして、タクシーを活用した子ども連れでの安全な買物を提供する。運行期間は9月14日から半年間の予定。運行台数1台限定で、乗車特典としてライフオリジナルエコバッグ（数量限定・1組1個）運行開始から10日間程度配布、その後、子ども向けに乗車記念限定デザインの「ララピーぬりえ」をプレゼントする。

＜周辺地図＞