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カインズ/長野県の旗艦店「佐久平店」売場面積約1.4倍で再出店

2022年09月27日 15:50 / 店舗

カインズは9月28日、長野県佐久市の商業施設「フォレストモール佐久平」と協業し「カインズ佐久平店」をオープンする。長野県では16店舗目の出店で、売場面積は9月11日に閉店した旧・佐久平店の約1.4倍の1万2777m2となり、県内のカインズ店舗では最大の売場面積となる。

<カインズ佐久平店>
カインズ佐久平店

売場では、日用品、キッチン用品、生活家電、インテリア、洗濯用品、バストイレ用品、お掃除用品、ペット用品、レジャー用品、サイクル、カー用品、ガーデニング、DIY、工具、園芸・農業資材、建築資材、リフォーム、エクステリアなど幅広いジャンルの商品を展開する。

また、挽きたてコーヒーと手作りマフィンが特徴の「カフェブリッコ」を県内で初めて出店するほか、オンラインショップで注文した商品を取り置きして、QRコードをかざすだけで商品をスムーズに受け取ることができる「CAINZ PickUpロッカー」、アプリやオンラインで予約できる「スマートドッグラン」、DIYや組み立て作業、各種工具が使用できる「CAINZ工房」など、カインズならではの魅力的な商品、サービスを提供することで、地元はもとより長野県全域のくらしに貢献する。

<店舗屋根上の太陽光パネル>
店舗屋根上の太陽光パネル

カインズ佐久平店は、建物断熱の向上や高効率ガスヒートポンプエアコン、自動調光LED照明、センサー制御等の採用で、一次エネルギー消費量を50%削減する。さらに店舗屋根上に太陽光発電システム385Kw、1026枚のパネルを設置することでエネルギー消費量を10%削減し、同規模の標準的な建物と比較してエネルギー消費量の60%削減を実現した。建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)では、長野県のホームセンターでは初となる、「ZEB Ready」を取得した。

ZEBは、Net Zero Energy Building(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の略称で、「ゼブ」と読む。快適な室内環境を実現しながら、建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにすることを目指した建物を意味する。ZEBには、基準値からの削減率で、ZEB、Nearly ZEB、ZEB Readyの3種類があり、削減率100%以上が「ZEB」、75%以上100%未満が「Nearly ZEB」、50%以上75%未満が「ZEB Ready」と定義されている。

また、店舗屋根上に設置された太陽光発電では、店舗の年間電気消費量の27%を賄うほか、空調設備ではエネルギーロスの少ない都市ガスを使用したガス空調を採用することで、空調でのCO2排出量は電気空調に比べ約50%削減した。カインズが「くみまち構想」の中で目標として掲げる2025年までに「自社店舗・オフィス・倉庫などの建屋のカーボンゼロ」や、2050年までの目標である「カインズのある“まち”ごとカーボンゼロ」、長野県ゼロカーボン戦略の2030年までの分野別目標である、「全ての新築建築物のZEH・ZEB化」の実現に向けて、カインズ佐久平店が地域のハブとなり、今後も省エネルギー化に努めるという。

■カインズ佐久平店
所在地:長野県佐久市岩村田1493
電話番号:0267-66-3111
営業時間:9時30分~20時
売場面積:1万2777m2
敷地面積:6万3186m2
駐車場台数:700台
従業員数:126人(正社員16人、専任社員6人、パート社員38人、アルバイト社員66人)

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