ふかや花園アウトレット／クリントン大統領も食べた「ラフィーリアデルプレジデンテ」

2022年10月19日 13:50 ／店舗

フォーシーズは10月20日、埼玉県深谷市に開業する「ふかや花園プレミアム・アウトレット」に、ナポリの名店である「ラフィーリアデルプレジデンテ」（店名和訳：大統領にピッツァを作った職人の娘）をオープンする。日本国内では、初めてアウトレットに出店する。

＜ラフィーリアデルプレジデンテ＞

店舗名の由来は、1994年にナポリでG7が開催された際、クリントン大統領がナポリのピッツァを食べたいとトリブナーリ通りを訪れたことにさかのぼる。数多くいるピザ職人の中から、エルネスト・カチャッリ氏が代表してピッツァマルゲリータと揚げピッツァを大統領に提供し、大いに満足してもらった。これを機にエルネスト氏は独立してピッツェリアを開業した。その後、エルネストの娘であるマリア・カチャッリと、エルネストの右腕として30年間腕を磨いた夫のフェリーチェ・メッシーナとともに出店したのが現在の「ラフィーリアデルプレジデンテ」ナポリ本店となる。

＜店内＞

「ラフィーリアデルプレジデンテふかや花園プレミアム・アウトレット店」では、ナポリ本店さながらの内装と特注の伝統的な薪釜を採用した。高温の中、短時間で焼き上げるナポリピッツァは、独自の食感と薪の香りが特徴となっている。看板メニューのピッツァ「プレジデンテ」（税込1980円）は歴史ある本場の味わいをそのままに燻製のプロヴォーラチーズや豚肉とたっぷりの黒コショウを使用した。

＜プレジデンテ＞

名物「ピッツァフリッタ」（1960円）は、ピッツァ「プレジデンテ」と同じトッピングのピッツァを包み、特製の鍋で丁寧に一枚一枚油をかけながら仕上げるメニュー。日本では珍しいが、ナポリでは定番のメニューだという。

＜ピッツァフリッタ＞

同社によると、「元大統領をも魅了する腕前を持つ父エルネスト・カチャッリ氏の、ナポリピッツァへの敬意・情熱・レシピ・製法は20年以上経った今も娘マリア・カチャッリ氏へ受け継がれ、日本を含め世界各国に真のナポリピッツァを広めている。また、2019年にナポリ市で開催されたピッツァコンテスト第5回トロフェオ・プルチネッラで優勝するなど素晴らしいピッツァイオーロ（ピッツァ職人）を輩出している」という。

＜店舗奥のバーカウンター＞