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JR東日本、京急/品川駅街区地区開発計画の概要発表

2023年08月29日 14:10 / 店舗

京浜急行電鉄とJR東日本は8月29日、両社が事業主体となる品川駅街区地区の開発計画について、国家戦略特別区域会議のもとに設置された東京都都市再生分科会が開催され、計画に関する都市計画手続きが開始されたことから、計画概要を発表した。

<計画地>

計画地は、「品川駅・田町駅周辺まちづくりガイドライン2020」(2020年、東京都)において、駅の乗換えや駅と周辺地区との歩行者ネットワークの強化など、国際競争力を高める取り組みにより「これからの日本の成長を牽引する国際交流拠点・品川」の形成が求められているとともに、「品川駅 えきまちガイドライン 創造編 2023」(2023年、品川駅えきまち調整部会)においては、個性ある周辺のまちをつなぎ・多様な交通モードをむすび・時代を先取りする「新たな価値」をうみだす「新たなえきまち」とするための空間形成の方針・具体施策が示されている。

<外観イメージ>

計画地周辺では、以下の周辺開発・計画が進められており、各計画と連携したまちづくりを目指す。計画は、京浜急行本線連続立体交差事業で整備される京急線品川駅の鉄道施設が建物内に配置される計画であり同事業と一体となって、えきとまちをつなぐ一体的な都市基盤整備(東西・南北方向の歩行者ネットワーク強化等)や国際交流拠点にふさわしい都市機能の導入(新たな価値・文化を創出・発信する空間の構築等)、防災機能強化と先導的な環境都市づくりにより、国際交流拠点・品川の形成に寄与していきたいと考えている。

今後、計画は東京圏国家戦略特別区域の都市再生プロジェクトとして、内閣総理大臣による区域計画の認定に向け、東京都都市計画審議会や国家戦略特別区域会議等の手続きが進められる予定だ。また、計画では、高輪築堤跡第7橋梁部(国指定史跡)の保存管理・活用に取り組むなど、まちづくりと文化財保護の両立を図る。

これまでも埋蔵文化財に関する調査を実施してきたが、今後も、文化財行政等の指導を得ながら、丁寧に文化財調査等を行う予定だ。調査の結果、埋蔵文化財が出土した場合は、文化財保護法等関係法令に則り適切に対応するとともに、埋蔵文化財の出土状況に応じ、その取扱いを整理するためのスケジュールを確保したうえで、有識者及び文化財行政を交えた会議体等での助言・意見を真摯に受け止め、適切な保存方法を検討し、対応するという。

なお、現地保存、移築保存、記録保存など保存方法に応じて、施工計画や建物計画、都市計画などの変更が必要となった場合は、事業計画の見直しや必要な関連手続等を進める。

<計画概要>

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