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中野駅新北口駅前/住宅・商業など複合施設、中野サンプラザを再整備

2023年11月16日 14:35 / 店舗

野村不動産を代表とするグループ(代表事業者:野村不動産、共同事業者:東急不動産、住友商事、ヒューリック、JR東日本)は、中野区とともに推進する「中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業」について、11月15日付で、中野区から都市計画決定の告示がされたと発表した。

<周辺地図>

事業は、中野駅周辺の各地区で進められている合計11のまちづくり事業のうち、中野サンプラザや中野区役所の敷地を含む2ヘクタールを超える大規模な敷地において、同エリアの象徴的な存在である中野サンプラザの機能を再整備し、ホール・オフィス・住宅・商業・ホテルなどで構成される複合施設を開発する事業となる。

音楽、サブカルチャー、食など多様な文化を育んできた中野駅周辺の回遊性を高めることで更なる賑わいと交流を創出し、立地特性を最大限に活かした拠点施設整備を行うことで、グローバルな都市活動拠点の形成や地域経済の活性化に寄与することが期待さる。今後、文化を原動力としたまちづくりを目指し、生活・産業・交流を活性化させるための整備を進める。

<外観イメージ>

複合施設は、長期にわたり地域活力の向上に寄与するために、昼間人口、夜間人口、交流人口のバランスを鑑みた用途構成とする。具体的には、昼間人口の増加に寄与するオフィス、夜間人口の増加に寄与する住宅、交流人口の増加に寄与する商業・ホテル・ホールやエリアマネジメント施設の配置を計画している。

中でも交流人口の増加に寄与するための施設として、7月2日に閉館した中野サンプラザのDNAの継承・発展のため、新たな「文化の聖地」として臨場感や一体感が感じられる、最大7000人規模の「多目的ホール」を整備する。

また、中野サンプラザの宴会場や最上階レストランなどが交流の場として様々なシーンを作ってきたことから、ハレの日使いもできる展望レストランや東京西郊、唯一無二の眺望を楽しむことができる屋外テラスを有する「展望施設」、区民や企業などの交流・会合の場として利用できる「バンケット・コンベンションセンター」を導入する。

また子育て世代が安心・安全に利用できる「子どもの屋内遊び場」なども整備し、複合型子育て支援機能の導入を図る。

<主な施設>

中野駅から周辺地区へのアクセス動線となる歩行者デッキや、地上と歩行者デッキをつなぐ立体的なアトリウム空間を整備し、中野駅周辺の各地区とバリアフリーでつながる立体的な歩行者ネットワークの形成を図る。また、建物内の施設と一体的な利用が可能な広場空間の整備により、地域のにぎわいと交流の場を創出するほか、災害時にも避難
場所として活用できるよう整備する。

<デッキとアトリウムのイメージ>

■中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業
施行地区:中野区中野4丁目2-47他
施行区域面積:約2万3456m2
延べ面積:約29万8,000m2
建築物の高さ:約262m
主要用途:ホール、オフィス、住宅、商業、ホテル
事業手法:土地区画整理事業(約5万2000m2)と第一種市街地再開発事業(個人施行)の一体的施行を予定
施行予定者:野村不動産、東急不動産、住友商事、ヒューリック、JR東日本
特定業務代行者:清水建設

中野サンプラザ/2023年7月2日閉館

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